ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】5

ーラスタ・ラヴ(8/25/夜)ー

悠「頭の中でチャラッラーのメロディが流れてる」

ともき「……」

悠「……」

ともき「北斗?」

悠「正解!」

緋斗「なんで?」

悠「たまに何かのメロディが頭の中でループすることあるだろ、それだ。」

緋斗「はぁ」

悠「なんだぁぁ!その気の抜けた返事はあぁぁん?!」
ガシッ!
緋斗「いきなり、なにこの人怖い?!」

ともき「危ない人だよ」

緋斗「せゃったわ」

悠「おれなんてまだまともな方だ。もっと危ないのは無数にいる」
ギリリ
緋斗「浮いてる、少しずつ足が浮いとる!!」

悠「そのまま天に召してやろう」

緋斗「ひぃぃ!」

拳二「なにしてんだ?」

ともき「さぁ、なにしてるんですかね。」

悠「このままナイアガラバスターをきめる!」

緋斗「死ぬ!よーわからんけど、死ぬ予感しかない!!」

悠「お前が魚族じゃなかったら大ダメージはうけない。ただちょっと頭から落ちるだけだ」

緋斗「魚云々やなーて死んでまうがな!!」

悠「うん」

緋斗「ひゃぁぁぁぁ!助けてーー!この頭おかしい人から助けてーー!」

悠「金髪ボインのキチさんとかって素敵だよな」

緋斗「話も通じない!!」

拳二「おーい」

悠「なんじゃい」
パッ
ドデッ!
緋斗「痛い!」

拳二「お楽しみのところ悪いがいつもの払ってくれ」

悠「チィィィッ!」

拳二「どれだけ怨念を込めた舌打ちしてやがる…」

悠「金を無心にするヤクザと狸爺は滅しろ!!」

拳二「無心にはしてねぇよ!」

ともき「もう一人分の恨みも籠ってたんだな」

緋斗「あー、首と尻が痛い……」

悠「割れたんじゃねぇの?」

緋斗「尻はもともと割れとるよ!」

悠「いや、首」

緋斗「首?!」

ともき「首が割れるってなんだ…」

豊久「首?斬首か?」

悠「ほーら、首の話をするから妖怪首置いてけが現れた」

拳二「普通に怖いなおい」

悠「お前の顔のが怖い」

拳二「あぁん?」

悠「なんじゃー!」

豊久「喧嘩か?やれやれ、もっとやれい!」

ともき「めっちゃ煽ってるし…」

悠「ちぃ、クイズで勝負だ!小鳥遊妖怪問題!岡山県に伝わる妖怪の一種。人間の歩きを邪魔するとされる。犬の姿をしており、雨の降る夜に現れ、夜中道を歩いている人の股間(足の間)をこするとされる。こすられた人間は歩きにくくなってしまうが、それ以外に特に危害を受けることはない。この妖怪は?」

拳二「知らん。というか、勝負なら殴り合いだろ」

豊久「おいもそう思う」

悠「やかましい戦闘民族!」

ともき「こまたこすりだっけ?」

悠「なにそれエロい」

ともき「あれ?違ったか」

悠「すねこすりだよ」

ともき「ああ、そうか。すねか」
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