ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】5

ーラスタ・ラヴ(8/18/夜)ー

悠「地獄の転生マラソン」

ともき「はい?」

悠「とても簡単なお仕事です。ダンジョンにもぐって経験値をアホほどためて帰ってきて転生してまたレベル1から始めるだけです。ふふふふ」

ともき「目が死んでるぞ」

悠「これをあと90回繰り返して、さらに同種装備で無限地獄に……」

ともき「帰って寝ろ」

悠「寝たら死んじゃう」

ともき「寝ないと死ぬだろ」

悠「起きるも地獄、寝るのも地獄……か」

ともき「いや、知らん」

道玄「小僧」
ガシッ!
悠「頭をつかまれる恐怖」

ともき「お前はさんざん緋斗の頭とか顔とか掴んできただろ。」

悠「カカオつかんできた?」

道玄「耳にゴミでも詰まってるんじゃないか、お前?」
ミシシッ
悠「大丈夫ですから掴んでる手に力入れないでもらえます?」

道玄「そんなことより、お前のために珍しい酒を用意してやったぞ」
ミシシッ、ミシシッピ
悠「頭蓋が割れる!!」

ともき「今、ミシシッピって音したか?」

道玄「……」

悠「はぁはぁ、危うく頭蓋がスカルクラッシュするところだった」

ともき「なんだその頭痛が痛いみたいな発言は…」

悠「馬から落ちて、落馬した 女の婦人に笑われて、 赤い顔して赤面し、 家に帰って帰宅して……」

ともき「いいよ!続けなくて!」

道玄「そういうところには無駄に頭が回る」

悠「そんな褒めるなよ」

道玄「……」

悠「に、睨むなよ……」

道玄「睨んじゃいない」

悠「娘もそうだけどあんた等の目つきが怖いんだよ」

道玄「……」
ガシッ!メキキキキッ!

悠「捥げる捥げる!腕捥げる!!」

道玄「そうか。」

悠「そうかじゃねーよ!!」

道玄「それで酒だがタツノオトシゴ酒だ。いい酒だろう。」
メキキッ!
悠「とりあえず腕を離せ!!」

道玄「……」

悠「そこで黙るな!!」

ともき「本当にタツノオトシゴが沈んでる…」

道玄「世界にはイグアナを漬けている酒もある。」

悠「龍が子と蜥蜴を飲むなよ」

道玄「ふんっ。人間の漬かった酒じゃなかったら何でもいい」

悠「人糞を使った酒は?」

ともき「ないだろ」

道玄「ある」

ともき「マジっすか?!」

悠「あるっぽいよ。さすがにおれは飲みたくないが」

ともき「だよな…」

悠「さて、小鳥遊妖怪問題!沖縄諸島周辺で伝承されてきた伝説上の生物、妖怪で、樹木(一般的にガジュマルの古木であることが多い)の精霊。 沖縄県を代表する精霊ということで、これをデフォルメしたデザインの民芸品や衣類なども数多く販売されている。この妖怪は?」

ともき「キジムナーだっけ?」

道玄「キジムナーか。あれは美味いのだろうか」

悠「毛むくじゃらだけど妖怪を獣枠でとらえるなよ…」

道玄「冗談だ」
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