ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】5

ーラスタ・ラヴ(8/14/夜)ー

悠「緋斗、枝豆買ってきてくれ。」

緋斗「ついにはつまみになった。」

後楽「あと、タコワサ」

悠「お前は何かあるとタコワサか!ワサビがついたらおれが食べられないだろ!!」

ともき「怒るところそこか?」

緋斗「……」

悠「あ、枝豆だけでいいよ?」

緋斗「買にはいかされるんやね…。」

ともき「頑張れ」

緋斗「行ってきます」

後楽「便利だな」

悠「まぁまぁな」

ともき「まぁまぁってお前…」

豊久「やはりパシリじゃな」

悠「便利な後輩」

ともき「いい方の問題だろ」

後楽「おじさんもああいうのが欲しいね。金持ちで何でもいう事聞いてくれる美人ならなおよし。」

悠「死んでしまえ!」
ブンッ!
【狸の置物】
バリン!

ともき「安定の逃亡力」

豊久「次はおいに斬らせてくれ」

悠「あの狸なら何万回でもどうぞ」

豊久「ふむ」
ひゅん、ひゅん

ともき「だからって傍で刀振られたら怖いんだけど…」

悠「おれなんてこれを振り下ろされたんだぞ」

豊久「じゃけど、躱した」

悠「そりゃ躱さないと痛いもの」

ともき「間違ってないけど、間違ってるよな」

摩耶「やっほー」

悠「やっほ、やっほ、やっほー」

ともき「なんで山彦った」

悠「勇者ヨシヒコ?」

ともき「いってねぇよ」

摩耶「やほー、豊君」

豊久「おうす。」

摩耶「今日は悠くん斬れた?」

豊久「いや」

摩耶「そっか。残念」

悠「何をいっておられるんですか?」

摩耶「ひみつ♪」

悠「こいつぅー」

ともき「……」

悠「混ざる?」

ともき「遠慮するっていうか嫌だ」

摩耶「けど、その刀いつも持ち歩いてて補導されない?」

豊久「その前に逃げる」

摩耶「なるほど」

ともき「包むなり何かに入れるなりしようよ…」

豊久「それだと即抜けん」

悠「即抜く必要ないと思うけどなぁ」

豊久「もちろん、抜かんでもいい相手には抜かん。」

悠「でも、帯刀はする」

豊久「うむ!」

ともき「なんだかなぁ…」

摩耶「まぁ、眼鏡と一緒で身体の一部なんだよ。デコちゃんとかもそうだし」

ともき「あぁ……そういえば帯刀してたな。ちゃんと入れ物にいれてるけど…」

悠「さて、本日も小鳥遊妖怪問題!丑の刻(午前1時から午前3時ごろ)に神社の御神木に憎い相手に見立てた藁人形を釘で打ち込むという、日本に古来伝わる呪術の一種。典型では、嫉妬心にさいなむ女性が、白衣に扮し、灯したロウソクを突き立てた鉄輪を頭にかぶった姿でおこなうものである。連夜この詣でをおこない、七日目で満願となって呪う相手が死ぬが、行為を他人に見られると効力が失せると信じられた。この儀式は?」

豊久「呪いの類」

悠「だから、それが何かって聞いてるんだよ!」

摩耶「丑の刻参りだけど……妖怪?」

悠「そんな行為をする奴はもはや一種の妖怪だろ」

ともき「うーん……間違いではない……かな?」
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