ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】5

ーラスタ・ラヴ(8/1/夜)ー

悠「あ……暑い!さすが八月……しょっぱなから殺しにかかってきてる」

ともき「今日は本当に暑かったな」

悠「うん。真桜が死んじゃう」

ともき「冗談に聞こえないぞ、それ」

悠「うん、おれも言って罪悪感あった。」

ともき「色々とやめろよ」

悠「だよねー」

崇「……ふぅ」

悠「おい、見てみろ。イケメンも怠そうだぞ」

ともき「いや、イケメンとかどうとか関係ないだろ。」

悠「ふひひっ、崇が暑がってる。ふひひ」

ともき「……」

崇「お前を見てるとさらにジトジトする」

悠「おれは背脂か何かか!」

ともき「背脂って…」

崇「台所の油汚れだ」

悠「ギトギトだ…。って、誰が、誰が油汚れだ!」

崇「……」

悠「無視か!」

崇「お前…」

悠「あ?」

崇「それだけ大声出して暑くないのか?」

悠「暑いに決まってんでしょ!何か冷たいものご馳走してくださいお願いします!!」

崇「氷でも食ってろ」

碧「ほら」
ガシャッ

悠「……いただきます。バリボリ。」

ともき「食うんだな」

悠「まぁ、美味くはないが。身体は冷えるし。ぼりぼり。ぼりぼり。」

崇「妖怪の類だな」

悠「こんなイケメンの妖怪がいるか」

ともき「妖怪だろ」

悠「……ああ、イケメン過ぎて妖怪だと?」

崇「お前がそれでいいならいいんじゃないか?」

悠「うん!」

ともき「……なんか相手にするのが気だるいな」

悠「おれにツッコミを入れるのがともきの仕事でしょ!」

ともき「夏休みだよ」

悠「おれもだよ」

ともき「ツッコミが夏休みってんだよ!!」

崇「お前も大変だな」

ともき「ええまぁ…」

悠「氷食う?ぼりぼり」

ともき「……腹壊すぞ」

悠「余裕だ」

ともき「そうかよ」

悠「いつも割と緩めだし」

ともき「そういう意味でかよ!」

崇「……」

悠「見てくれあの冷たい目」

ともき「そういう目で見られて当然だと思う」

悠「……」

ともき「……」

崇「……」

悠「……小鳥遊妖怪問題!子供のない老夫婦が子供を恵んでくださるよう住吉の神に祈ると、老婆に子供ができた。しかし、産まれた子供は身長が一寸しかなく、何年たっても大きくなることはなかった。この妖怪は?」

ともき「……それって一寸法師だろうけど妖怪なのか?」

悠「小人っていうと日本だと妖怪枠っぽい」

崇「だったら桃太郎とかかぐや姫は?」

悠「植物人間と宇宙人かな。だから、桃太郎は妖怪枠」

ともき「なんだかなぁ。」
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