ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】5

ーラスタ・ラヴ(7/26/夜)ー

拳二「ふぅー。」

悠「……」

拳二「あちぃなぁ。」

悠「…………」

拳二「家賃」

悠「てめー、また一日遅れただろ!」

拳二「暑いんだから大声出すなよ」

悠「もう銀行引き落としにしろよ」

拳二「めんどくせぇし、俺ぁは現金が好きなんだよ」

悠「もういや!!」

緋斗「どういうキャラ?」

ともき「暑さでおかしくなってるんだろ」

悠「おかしけりゃ笑え」

ともき「……」
ゴンッ!
悠「久々に灰皿入りました。」

緋斗「タフやな」

拳二「俺ぁも昔はよく灰皿で殴られたぜ。その倍は殴り返してきたけどな」

悠「お前の拳のが灰皿より危険だ」

拳二「かっかっか!そんな褒めんじゃねーよ!」

悠「褒めてない!!」

緋斗「悠やん」

悠「なに?」

緋斗「夏ですし、女の子を紹介してください」

悠「チッ」

緋斗「舌打ちくらいじゃへこたらへんよ!!」

ともき「緋斗、それは間違ってるぞ」

緋斗「へ?」

ともき「悠が紹介する女性は、基本悠が落としてる女性だ。だから、紹介されても意味がない」

緋斗「……ひどい!」

悠「酷くねぇよ!美人or可愛いはおれのものだよ!!」

拳二「性質悪いな」

ともき「いつものことですけどね。」

悠「へへっ」

ともき「一ミクロも褒めてないから」

悠「褒めてよ、絶賛してよ!」

ともき「しないし、できない!」

緋斗「悠やんばっかりずるい!」

悠「だったら、おれの代わりに拳二に金払ってくれ」

緋斗「だったらの使いかたがおかしいよな」

悠「うるせぇ!」

緋斗「り、理不尽…」

拳二「悠はそういう奴だ」

悠「イケメンでカッコよくて聡明で頭がいい?」

ともき「言ってることが被ってるし、全く違う」

悠「照れなくていいのよ?」

ともき「イライラはしてる」

悠「カルシウム不足か?牛乳飲むか?」

ともき「いらん!」

拳二「酒を飲むといい」

ともき「いや、酒飲んでもカルシウム取れませんから」

拳二「イライラは治まるぜ」

ともき「それもどうなんでしょうか……」

悠「さて、小鳥遊妖怪問題!全身に薄赤く黒味がかった体毛が乱生し、髪は薄黒に栗色の毛が交じり、真黒の班があって長く、眼は円形で、耳は小さくネズミに似ており、指は前足に4本、後足に1本ずつあって水かきもあり、爪は鋭く内側に曲がり、尾はかなり長かったという。激しい雷雨の日に雲に乗って空を飛び、誤って墜落するときは激しい勢いで木を裂き、人を害したという。落雷とともに現れるといわれる日本の妖怪は?」

拳二「長い、分からん」

悠「少しは理解するつもりで聞け」

拳二「無理無理」

悠「これだからバカは…」

緋斗「はい、淫獣!」

悠「誰が淫獣だ!」
バチン!
緋斗「めちゃ痛い!!」

ともき「自業自得だな……」

悠「はい、答えは?」

ともき「……雷獣?」

悠「Exactly!ご褒美に緋斗を殴っていいぞ」

ともき「結構だ」
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