ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】5

ーラスタ・ラヴ(7/17/夜)ー

悠「今日は過ごしやすかったな」

ともき「雨降ってたしな」

悠「台風様様だ」

緋斗「めっちゃ荒れとる処は荒れとるっぽいけどね」

悠「謝れよ!!」

緋斗「なんて俺?!」

悠「お前か風魔かどっちかだろ」

緋斗「ほんなら風魔で」

悠「ふざけんなっ!!」

緋斗「理不尽!!」

悠「世の中ってのはな……理不尽なことばっかりなんだよ!!」

緋斗「えぇぇぇ……」

ともき「で、何が言いたい?」

悠「いや、別に」

緋斗「ただただ理不尽な件」

悠「だから世の中ってのは……」

ともき「ループしてる」

悠「タイムリープ?」

ともき「いってない」

氷室「台風どうでした?」

崇「特に被害はないな」

氷室「そうですか、それはよかった。しかし、明日からはまた暑いらしいですよ」

崇「めんどくさい天候だな」

悠「おう」

崇「なんだ?」

悠「台風楽しいな」

崇「馬鹿は嵐が好きだもんな」

悠「イエス!ん?」

氷室「悠さんの所は特に被害などは?」

悠「菜園の一部がなぎ倒されてたのと、あと、吊るしたままだった簾が飛んでいったことかな。」

ともき「なぜ畳まなかった…」

悠「めんどくさかったのが正直なところ。大丈夫、空家に突っ込んだだけだし」

緋斗「ひどいわぁ」

悠「自然災害だ。しかたないだろ。」

崇「仕方ないな」

氷室「仕方ないですよね。」

緋斗「えっ、悠が正しいん?」

ともき「いや、正しくはないんだけどな……」

氷室「ただ、また明日からは夏日になるらしいですよ」

悠「あー…」

崇「どうした?」

悠「いや、わずかに動いてた真桜がまた部屋に閉じこもるなぁって」

崇「天の岩戸だな」

悠「外で騒いで踊ったりしたら投げ捨てられるけどな」

氷室「外に出すっていう意味では成功していますよ」

ともき「いや、そのあと、ものすっごい勢いで防音しそう」

悠「ガチギレして冷蔵庫に入られても困るしな」

緋斗「ちょっとした事件やん」

悠「あ、緋斗、今度冷蔵庫の中に入って川に落としていい?」

緋斗「ただの殺人!」

悠「脱出ショーだよ」

緋斗「脱出でけるん?」

悠「お前次第」

緋斗「鬼!悪魔!人でなし!」

悠「はい、小鳥遊妖怪問題!『平家物語』などに登場し、サルの顔、タヌキの胴体、トラの手足を持ち、尾はヘビ。文献によっては胴体については何も書かれなかったり、胴が虎で描かれることもある。また、『源平盛衰記』では背が虎で足がタヌキ、尾はキツネになっており、さらに頭がネコで胴はニワトリと書かれた妖怪は?」
ゴスッゴスッ!
緋斗「ぐぁっ!ぐふっ!」

ともき「殴るのやめてやれ」

氷室「キメラですね。」

悠「似て非なる!」

崇「キマイラか?」

悠「これまた似て非なる!ってか、なんで妖怪っていってるのに外来モンスターを放り込む!」

ともき「鵺だっけ?」

悠「ぬえーん♪」

ともき「イラッとした」
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