ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】5

ーラスタ・ラヴ(7/14/夜)ー

悠「びっくりするぐらいの暑さにおれ脱ぎます!」
脱ぎ!

ともき「脱ぐな見苦しい!」

悠「美しいし!」

ともき「ナルシストか!」

悠「それはアレ」

本郷「ふっ」
パシャ

緋斗「自撮り棒つかって自撮りしとる……」

悠「しかもガッツリ使い慣れてるのがすげぇよな」

崇「趣味なんだそっとしといてやれ。」

悠「崇的にアレは有りなのか?」

崇「別に害はない。だったら問題ない」

本郷「ふっ」
パシャ

ともき「まぁ、趣味ですもんね。」

崇「アレで自分の写真や絵で個展でも開いて強制的に参加させたりしたら問題だが、な」

本郷「ふっ…」
パシャ

ともき「あぁ、他人に見せることには興味がなくて自分で自分を美しく見ていたいと……」

悠「ナルシーにも色々と種類があるんだな……。っか、ともきの聞解力がすごい」

崇「しかし、蒸れるな」

本郷「ふっ」
サッ、パタパタ

緋斗「自撮りを注視してタオルを差し出して仰ぎだした……」

悠「お前は王様か!あ、キングだ!!」

崇「気が利く奴なんだ」

悠「緋斗とは大違いだな」

緋斗「えぇー…」

ともき「そもそも緋斗は悠の部下でも何でもないだろ」

悠「まぁな」

緋斗「ハッキリ言われたら、それはそれで辛い……」

崇「お前なら頼めばSPがやるだろう」

悠「いったらやるから言わないんだよ」

ともき「まぁ、崇さんならともかくお前が誰かにそういうことさせてたらみんなの反感を買うもんな」

悠「どーいう意味ですかねぇー」

ともき「敵が多いって意味だよ」

崇「白だった奴をいきなり黒に変わらせることができる男だからな悠は」

緋斗「将棋より裏切りが早いと」

悠「裏切られるんじゃない、敵になるだけだ」

緋斗「それって裏切りやないの?」

悠「裏切りはしない。ただ敵になるだけ。摩耶とかは全力でおれの味方だけど、不意に敵になるし」

ともき「第三勢力ってことか」

悠「しょーゆーこと」

崇「まぁ、お前はトラブルを引き付ける才能と、ひとをイラつかせる才能は天性だからな」

悠「そんな天才嫌だ!もっといい天才と呼ばれたい!!」

ともき「例えば?」

悠「……舌技の天才。」

ともき「閻魔さまに引っこ抜かれろ」

崇「一枚抜いても二枚あるから平気だろ」

悠「誰が二枚舌やねん!」

緋斗「悠やん」

悠「奥歯を砕くぞ」

緋斗「普通に怖っ?!」

悠「気分をかえて小鳥遊妖怪子問題!!頭に角(二本角と一本角のものに大別される)と巻き毛の頭髪を具え、口に牙を有し、指に鋭い爪が生え、虎の毛皮の褌を腰に纏い、 表面に突起のある金棒を持った妖怪は?」

崇「ゆう」

悠「ん?どういう意味だ?」

崇「頭から二本生えてるだろ」

悠「あれは角じゃなくて触角だ」

ともき「ツインテールで触角ならお前のアホ毛もそうだろ」

悠「これはアレだノノと同じでバスターマシンを操れる」

ともき「わからん」

悠「じゃあニャル子と同じで感情に合わせてぶんぶん動く」

ともき「それを触角っていうんだよ」

本郷「ふっ」

ともき「鬼だってさ」

悠「正解だけど何言ってるかわかんねぇよ!!」
30/100ページ
スキ