ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】5

ーラスタ・ラヴ(7/13/夜)ー

悠(女)「あぢぃ」

悠「あっちぃわ。ホント」

緋斗「……エロい!」

悠「おれ?」

緋斗「なんでやねん!」

悠「おれからあふれるフェロモンが分からないなんてこれだから緋斗は……」

緋斗「分かりたぁないわ」

悠「あはっ、でこピン」
パァン!
緋斗「ぎゃっ!!」

ともき「音がでこピンじゃない」

悠「運がいい。あれの機嫌が悪かったら顎ゴンになってたんだから」

ともき「……一応聞くが顎ゴンて?」

悠「顎を殴る。」

ともき「ただの暴行だろ」

悠「膀胱なんて……」

ともき「いってねぇよ」

悠(女)「暑いぃぃ!」

悠「水でもかぶってろ」

ともき「元気だなお前ら」

悠(女)「うふんっ」

ともき「どういう反応だ」

悠(女)「そんなに元気余ってんならエッチしようぜっていう隠語じゃないの?」

ともき「馬鹿だろお前」

悠(女)「言われてるゾ」

悠「お前だよ」

ともき「両方かな」

悠「失敬な!賢い方とアホの方っていってもらいたい」

ともき「どっちもアホだっていってるだろ」

悠(女)「アホな娘って可愛いよね。」

悠「分かる。」

金剛「よう」

悠「おうす。暑いなぁ」

金剛「本当にな。一日にどれだけ水飲んでるかわかりゃしねぇ」

悠「金剛ってアレだろ。三十分くらい日の下に出てたら目玉焼きとか焼けるよな」

金剛「いつから俺は鉄製になった」

悠(女)「鉄(くろがね)だし」

金剛「いや、いまさらそん雑な弄りするか?」

悠(女)「丁寧に弄られたいと?エロいなぁ」

ともき「殴ってくださいどうぞ」

金剛「……」
グッ…

悠(女)「女の子殴るなんてサイテー!」

悠「本心は?」

悠(女)「口で言ってわからない奴はガキだろうが女だろうがぶんなぐれ」

ともき「だ、そうです。」

金剛「じゃあ、殴っとくか。」

悠(女)「あーしはか弱いから脚下」

悠「殴っていいぞ」

悠(女)「男女平等パンチ!」
ゴスッ!
悠「痛っ?!」

金剛「分けわからんことになってきてるぞ」

ともき「いつものことです。」

悠「痛いだろ!」

悠(女)「あーしは痛いくない!!」

ともき「そりゃそうだろ」

悠「じゃあ、小鳥遊妖怪問題!奥山に棲む老女の妖で、山に住み、人を 食らうと考えられている妖怪は?」

ともき「……」
ジッ
悠(女)「なんであーしを見る!!」

ともき「ああ、つい」

金剛「山姥ってやつだろ。ただ、痴呆で徘徊してる婆さんかもしれないが」

悠「どっちもなかなか怖いよな。っか、婆妖怪って多いよな」
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