ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

悠「う~寒ぃ…」

澪「寒気到来だな。」

悠「寒いの嫌いだ。異常気象でもあったかい冬がいい。」

優日「けど、夏が暑いように冬が寒くないと何か物足りない感じがしない?」

悠「詩人的なご意見は素敵だが寒いのは嫌なんだよ。」

鈴猫「なんで?」

悠「指先とか足先が痛くなるのが嫌。風が吹いて顔が冷えるのが嫌。汗かくと急速に冷えて洒落にならなくなるのが嫌。」

澪「とにかく冷たいのが嫌なんだな。」

悠「まぁな。」

優日「子供と同じで体温高い癖に」

鈴猫「ぷっ…。」

悠「体温が高いのは代謝を上げてるからだよ。本気になれば常時7度以上で居れる。」

美喜「アンタ本当に人間?」

悠「当たり前だろ。」


優日「私もうすうす人外じゃないかと思ってたんだよね…。」

悠「だぁから人間ってるだろ!人外ってのは年中体温を感じさせないどっかの王様とかをいうんだよ!」

鈴猫「崇の場合は人を域を超越してるって感じかな。」

悠「ちょっとまて、なら俺はなんだ。」

美喜「こう…お腹を喰い破って出てくるような…」

悠「エーリアンじゃねぇかそれ!」

優日「タールマンとかが仲間だよね。」

悠「バタリアンでもねぇ!」

鈴猫「えーと…血を吸う鬼。」

悠「あ、でも一番ましだな、カッコイイじゃん。ナイス、鈴猫。」

鈴猫「あ、えへへ。」

美喜「甘いわね~。吸血鬼っか、暴走鬼(バーサーカー)じゃない。」

優日「バーカーサー。」

澪「ぴったりだな。」

悠「お前ら舐めとんのか。」

美喜「バーカーサーよくない?バーカーサー」

悠「連呼すんじゃねぇ!」

優日「ところでなんの話だっけ。」

悠「あー……そうだ。体温の話だ。子供の体温は妙に高くてホカホカしてるって話。」

鈴猫「え、そうだったっけ?」

美喜「てゆーかアンタがいうと何か犯罪臭いわね。」

悠「え、なに、お前らそんなに俺のこと嫌いか。」

澪「じゃあ何で子供の体温は高いってわかるんだ。」

悠「そりゃ、あんだけ海に飛び付かれてたらわかるわい。あ、でも星凪、翡翠もなかなかあったかいぞ。」

鈴猫「星凪ちゃん、翡翠ちゃんって飛び付くような元気っ娘だったけ?」

悠「いや、二人はよく膝の上に座ってくるんだ。アイツ小さいだろ普通に包み込めるくらいなんだけど背中がホカホカしてるんだよ。」

美喜「やっぱり犯罪臭いわ…。」

悠「あのなぁ、強要してたら犯罪かもしれないけど、向こうから寄ってきてるんだからな。」

優日「あくまで、自由意思って事で話を進めるんだね。なるほどなー。」

悠「……泣いていいか?」

澪「いっぱい奢るよ。」
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