ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】5

ーラスタ・ラヴ(7/9/夜)ー

悠「あっちー……」

ともき「あっついなぁ…」

緋斗「夜やのにムシムシしとるぅ…」

悠「なんだこれ、こんな一気に暑くなるか?真桜が溶けちゃうよ」

ともき「ホントになぁ…」

緋斗「俺らもとけそうやぁ…」

雲水「がははははっ!」

悠「うっ、暑苦しい笑い声…」

雲水「がははははっ!なんだどうした?なにへばってる!」

悠「暑いんだよ…」

雲水「がははは!まだまだだろう。」

悠「あとおっさんも暑苦しい!」

雲水「男は!熱くなって!何ぼだろう!」
グッ!バッ!グッ!

雲山「親父殿、普通に暑苦しいから」

雲水「我が子ながら可愛げがねぇなぁ!」

雲山「親父殿の子ですからね。」

雲水「がははは!そりゃちげぇねぇ!」

ともき「……仲いいんだよなあれは?」

悠「仲良くなかったらペアルックのシャツなんか着ないだろ」

雲山「ペアルックではなく、うちの道場で支給しているシャツです」

雲水「俺ぁ胴着とかのが動きやすいがな!あと、サイズがきついぜ!がははは!」

悠「確かにパッツンパッツンだな」

雲山「これでも特注なんですけどね…。いまだに筋肉が膨らんでるんで」

雲水「おかげで着るもんは困りまくってるぜ!」
ビリッ

ともき「いってるそばから破れた…」

緋斗「ひぇぇ…」

雲水「あーあ。脱いじまうか」

雲山「職質されるからやめてくれ。」

雲水「されねぇよ。」

悠「おれもされないと思う」

雲山「なぜ?」

悠「いや、モヒカンで筋肉隆々で顔に刺青入ってる巨体のおっさんに話しかけられる勇気があるやつは……まずいない」

緋斗「確かに…」

雲水「オシャレタトゥーだろ?」

悠「ともき、ツッコんでくれ。」

ともき「無理難題を押し付けてくれるな」

雲山「適当に悠くんが相手してあげてください」

悠「なんでおれ?!」

雲山「親父殿は悠くんがお気に入りですから。」

雲水「がはははっ!おう、小僧は非常に面白い!」

悠「はは、こいつも面白いですよ。えぇ。」
ズズッ
緋斗「こんな時ばっかりぃ!」

悠「いいじゃないか。こういう役でもあって」

緋斗「よーない!」

雲水「んー……ひょろ長いが。全体的に筋肉が足りないな。ダメだ」

緋斗「しかもダメ出し…」

ともき「まぁ、鍛えてるわけじゃないもんな」

雲山「なら、鍛えますか?」

雲水「お、やるか小僧?」

緋斗「……はい、遠慮します」

悠「そういうところが駄目なんだよ。さて、小鳥遊妖怪問題!古びた風呂屋や荒れた屋敷に棲む妖怪であり、人が寝静まった夜に侵入して、風呂場や風呂桶などに付着した垢を長い舌で嘗めるとされる妖怪は?」

ともき「これは有名といえば有名かな」

緋斗「ゲゲゲでは出るもんな」

雲水「なんだっけな。なぁーんか覚えてるんだが出てこねぇ」

雲山「垢を舐めるでわかるだろう」

雲水「……小僧か?」

悠「誰が垢なめじゃあ!!」
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