ｰラスタ･ラヴ(7/7/夜)ｰ

悠「七夕。棚でとろけたバター。タナバター。」

緋斗「……」

悠「ツッコめや!」

緋斗「俺?!」

悠「今日はともきがつかさとにゃんにゃんタイムで不在なんだからしっかりしろや」

緋斗「うわぁ……今の利いてすっげぇテンション下がったわぁ」

悠「なんで」

緋斗「彼女欲しいです」

悠「星に願え」

緋斗「叶うかな?」

悠「無理だと思う」

緋斗「ひっでー、この人ほんのまひっどい」

悠「悪いな。一部の男を除いて基本おれは男には優しくする気はない」

緋斗「言い切られた……」

福太郎「二人はどんなお願いするん?」

ゆうな「クロヒョウが欲しい」

ゆえ「なにもかもたべほうだい……」

悠「それも無理かなー。できるだけのことはしてあげたいんだけどなー」

緋斗「テラ甘いわぁ」

悠「娘だからな。それゃ甘くもなる!!」

崇「お前の甘さは身を滅ぼす甘さだろ」

悠「誰だ!」

崇「……」

悠「はい、安定の無視」

ゆえ「やきにくたべほうだいでもいい……」

悠「あー……それはまだ可能っちゃ可能な側かな。」

ゆうな「クロヒョウは?」

悠「そっちは無理」

ゆうな「むー!」

ゆえ「むー……!」

悠「いや、むーってどこで買うのよ」

緋斗「問題そこ?!」

崇「動物園化どこかじゃないか?もしくは輸入」

悠「でもでかいからなぁ。」

ゆうな「空家で飼おう」

悠「ああ、それは有りだな。ついでに妖怪も食ってくれるかもしれない」

窈「空家って家のことじゃないよね?ん?」

悠「……」

窈「そこ、無視しない!」

崇「クロヒョウとまではいかなくても、デカくて黒い犬ならいるだろ」

ゆうな「大きいけど私が乗れないし」

緋斗「乗るつもりなん?!」

崇「乗るのなら馬かラクダだろ」

ゆうな「いや、なんか馬って蹴られそうで怖いし、ラクダは臭そう……」

緋斗「いやいや、クロヒョウのがどう考えても怖いやろ」

崇「でっかい猫だろ」

窈「ええーー……」

悠「まぁ、崇ならわかる」

ゆうな「じゃあ、メスのクロヒョウとメスのホワイトタイガーがいいな。クロナとシロナって名づける」

ゆえ「きっとおどろくね……!」

緋斗「驚く意味がちゃうと思う…」

悠「さて、小鳥遊妖怪問題!家の者が忙しくしている夕方時などにどこからともなく家に入り、茶や煙草を飲んだり自分の家のようにふるまう。家の者が目撃しても「この人はこの家の主だ」と思ってしまうため、追い出すことはできない、またはその存在に気づかない妖怪は?」

崇「コイツか?」

窈「俺は妖怪じゃない!」

崇「じゃあ、悠か」

悠「なんでや!」じゃっていうのもなんでや!!」

福太郎「ぬらりひょん」

悠「Exactly!って、福ちゃん……いつのまに」

福太郎「実はちらっとおったよ」

ゆうな「いたよねー」

ゆえ「ねー……」