ｰラスタ･ラヴ(7/6/夜)ｰ

悠「明日は七夕か。これに短冊飾ろう」

【恋大根】

ともき「やめてあげろ」

悠「真っ赤な短冊に黒字で……」

緋斗「それ何の呪いの儀式?」

悠「星と大根に願いを!」

ともき「大根に何を願うんだよ」

悠「美味しくなーれと」

ともき「……いいことだな」

悠「だろ」

優日「ちょっと貸して」

悠「ほれ」
スッ
優日「おー、いい恋大根だ。はい。」
スッ
鈴猫「え、あ、うん。いい大根だね。どうぞ。」
スッ
揺光【……ふーーっ】

【恋大根】
わきわき、わきわき

悠「おい、命を吹き込むな」

緋斗「うわー……めっちゃ動いてる」

揺光【よいしょ】
スッ
【恋大根】
デデデデッ…

ともき「軽やかに走ってるな…」

悠「こういう雑魚モンスターいるよな。状態異常振りまく」

ともき「言わんとしてることは分かる」

優日「でも、これ前見えてるの?」

鈴猫「目はないよね。」

揺光【動いとるだけじゃからな。発条の玩具と同じよ】

悠「よいしょ」
ひょい
【恋大根】
ばたばたばたばた

ともき「確かに持ち上げたら足だけが動き続けてる」

緋斗「怖っ!これ怖い!」

悠「もう少し速度落して、ルンバみたいに壁に当たったら方向変えれるようにして、あと、腐らないようにもしてくれ。」

揺光【注文が多い奴じゃな。ふーーっ】

【恋大根】
トテトテ、トテトテ

ともき「できるんだ…」

悠「万能チートだしなぁ。よいしょ」
スッ
【恋大根】
トテトテ、トテトテ

優日「あ、可愛い」

鈴猫「確かに、ちょっと可愛い」

悠「女の可愛いが未だにわからないわ」

緋斗「ほんなら悠にとって可愛いんは?」

悠「まずおれ自身」

ともき「気持ち悪いの間違いだろ」

悠「可愛いよ!おれ可愛い!」

ともき「言い切りやがった…」

揺光【確かに悠は可愛いな。こんこん♪】

優日「玄人向けだね。」

鈴猫「玄人向け……」

優日「光姫さんとかも可愛いっていうし」

ともき「玄人向けだな」

悠「歯ごたえのある持ち込不可、仲間不可、未識別、99階ダンジョン的な」

ともき「例えがわかりずらい」

悠「餓死だけは許さねぇ!!」

ともき「知らねーよ」

優日「餓死は……怖いね」

揺光【腹が減ったなら食い物を生み出せばいい】

悠「テラチート。はい、小鳥遊問題!京都で自治をになった有力な商工業者は何というか?」

ともき「緋斗」

緋斗「ぱ、パス!」

優日「じゃあ、鈴猫さん」

鈴猫「えーと、職人?」

悠「ノン」

揺光【町衆じゃな】

悠「おー、Exactly。なにげに歴史強いな」

揺光【伊達に長生きしとらんわ。こんこん♪】