ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】5

ーラスタ・ラヴ(6/28/夜)ー

悠「……あれ」

ともき「どした、目玉でも落したか?」

悠「いや、おれの目立は着脱式じゃないんで……じゃなくて、これゲーム」

緋斗「ナニゲー?」

悠「ローグライク系」

緋斗「ローグ?」

悠「不思議なダンジョン」

緋斗「ほうほう」

悠「しばらくやってなかったせいか……何か下手になってる」

ともき「アレ系って下手も何も毎回ダンジョン変わるだろ」

悠「いや、初歩的なテクニックがな……なんかさっきから空腹で死にまくってる」

アリス『生きてるじゃん』

悠「おれはお腹いっぱいで健康的だよ!」

アリス『ちぇー』

悠「暇潰ししたいなら緋斗が死なない程度に怪我さして遊びなさい」

緋斗「なんかめちゃめちゃ不吉なこといわれた」

悠「月夜ばかりと思うなよ」

緋斗「なんでや!!」

弩躬「まぁ、普通に曇ってるけどな」

悠「誰だ!」

弩躬「……」

悠「無視すんなよぉー悲しくなるだろぉー」

ともき「悲しめ」

悠「喜ぶ!!」

ともき「……」

弩躬「凄いな。普通にイラッとする」

ともき「ひとをイラつかせる天才だから」

悠「そんなことないよ。笑顔の花を咲かせるよ!」

弩躬「俺は血の花を咲かせられる」

悠「知ってた」

弩躬「知ってたかぁ」

緋斗「普通に怖い」

ともき「ホントにな」

弩躬「まぁ、最近はめっきりだけどな。だから、撃っていいか?」

悠「いや、良くないですよ?」

弩躬「悠が全力で走る。俺が全力で撃つ……で、どうだ?」

悠「何も変わってないよな」

弩躬「バレたかぁ」

悠「バレるよ、隠してないし」

弩躬「隠す気もなかったし」

悠「だろうな!」

弩躬「まぁでも、暇だよなぁ」

悠「おれはダンジョンを攻略に忙しいけどな」

ともき「つまり……暇だろ」

悠「いやー、忙しいなぁ。忙しい忙しい。」

弩躬「……」
ギッ……ギギ……

悠「はい、そこ手弓作らない。引かない。」

弩躬「じゃあ、何か面白い話してくれ」

悠「緋斗、話してやれ」

緋斗「うぉれ?!」

悠「そうだよ。」

緋斗「ええと、ほんなら、じいちゃんとの買い物の話なんやけど。今はもう潰れてしもうて無いんやけど、大型おもちゃ販売店の「ハローマック」というお店があったんよ。きっと見たことがある人が多いと思うんやけど、インパクトあるこの建物のお店でな。でかでかと「おもちゃ」って字が書かれとるんよ。そんで子供んころ、このお店を通ったときに俺は心の中で、 「あっおもちゃ屋さんだまたおもちゃ買ってもらえるかなぁ」と下心丸出しな気持ちで妄想していたときに、タイミング良く、おじいちゃんが口開いて……「おっ餅食ってくか」って、まさかのじいちゃん「ハローマック」に大きく描かれた「おもちゃ」を「おもちや(お餅屋)」と勘違い。子供ながらに笑ってしもたわ」

悠「それで小鳥遊問題なんだけど、物質を加熱や冷却することで物質が固体から液体、液体から気体、またはその逆に変化することを何というか」

弩躬「状態変化だろ」

悠「簡単だったかー」

ともき「お前ら、緋斗の話聞いてやれよ。けっこうおもしろかったのに」

緋斗「ええんよ……」
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