ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】4

ーラスタ・ラヴ(5/31/夜)ー

悠「五月が最後……だと?」

ともき「どこ見ていってる」

悠「画面の向こう」

ともき「やめい」

緋斗「あっついわぁ。こんな暑ぅて梅雨なったら不快指数Maxやろぉ~」

悠「着ぐるみ着とけ」

緋斗「雑?!」

悠「ぬとぬとしやがって……塩ぶっかけるぞ!」
バシッ!
緋斗「しょっぱ?!ホンマにぶつけんといて?!」

ともき「ナメクジじゃないんだからな…」

悠「ナメクジみたいで嫌だったんだよ」

緋斗「ナメクジ言われた…」

悠「この虫野郎!」

緋斗「インセクター?!」

優日「元気いっぱいだね」

悠「そうでもない」

ともき「無駄に元気だろ」

悠「女の子にやさしくされたらもっと元気になる」
チラッ

優日「だってさ」
チラッ

ともき「なぜおれを見る」

悠「まぁ、ともきはなぁ。女の子枠っちゃ女の子枠だし」

ともき「……」
ゴスッ!
悠「この子ったらついにガラスの灰皿持ち歩きだしたのよ?」

緋斗「めり込んどるで…」

悠「愛だ」

ともき「ねぇよ!」

優日「ビールおごってくれたらやさしくしてやんよー」

緋斗「やんよー?!」

悠「おいおい、そんなもん、ビール一つ」

ともき「驕るんだよな」

優日「ゴクゴクッ、ゴクゴクッ」

緋斗「飲み方がうちの親父以上に様になっとる…」

ともき「まぁ、相当なのん兵衛だからな。優日も」

優日「美味い!」

悠「さぁ、やさしくなさい」

優日「よしよし」
なでなで
悠「……」

優日「はい、お終い」

緋斗「ビール一杯でなでなで一回て…」

悠「どうせなら股間が良かった…」

ともき「お前もアホだろ」

悠「ズボンの上からならセーフだろ」

ともき「何がどうセーフなのかがわからん」

優日「そういうのはブラックなマッサージ屋さんでしてもらうといい」

悠「そこまで行くならもっと本格的にちゃんとしたブラックマッサージ受けるよ!」

ともき「ブラックマッサージってなんだ」

悠「紙ぱんつはいたりローションとかでぬるぬるになったりします」

ともき「黙れ」

悠「聞いたのともきなのに……」

緋斗「やっぱりそういうお店の常連なん?」

悠「そんな金ねーよ馬鹿野郎!」

ともき「金の問題かよ!」

悠「……小鳥遊クイズ!外国製のものは好きじゃないという人の、職業って何?」

緋斗「昔堅気の職人!」

悠「ファブリーズ」
ぶしゃっ!
緋斗「め゛っ!!」

ともき「ゼロ距離射撃はやめてやれ。っていうか、ひとに向けて吹くもんじゃないからな、それ」

悠「臭かった」

緋斗「臭ないよ!!」

優日「国産松坂牛食べたいな」

悠「おれはタン塩とハラミとロース」

ともき「焼肉の話になってるぞ。ちなみに答えはコックさん(国産)だろ」

悠「焼肉食いたい…」

優日「ごちそうして」

悠「だが断る」

優日「ケチー」
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