ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】4

ーラスタ・ラヴ(5/29/夜)ー

悠「鉄板を足、腕、腹、背中に敷き詰めた鎧タイプと頭部に兜が仕込んであるタイプどっちがいい?」

緋斗「話が見えんのやけど」

悠「お前の着ぐるみの話だよ」

緋斗「着ぐるみキャラにはならんよ?!」

ともき「そもそも鎧兜って着ぐるみじゃないから」

悠「それは中だ。ちゃんと外はゆるキャラだ」

優日「着ぐるみの中ってそんな頑丈にする必要あるの?」

ともき「頑丈どころじゃないけどな」

悠「甘いな。キューいフルーツ並に甘い。」

ともき「そみこまで甘さをメインにしたフルーツじゃないよな」

悠「悪ガキに殴られたり蹴られたりしても耐えられるようにだよ!」

優日「なるほど」

緋斗「なっとく?!」

悠「ネバール君の話はしてねーよ!」

ともき「それは納豆の妖精(?)だろ」

優日「でも、池とかに突き落とされたときに不利だね」

悠「そうだな」

ともき「突き落とされるってなんだよ」

悠「ぼうランドの鼠は修学旅行生に池に突き落とされたことがあるらしいぞ」

緋斗「あれって都市伝説ちゃうの?」

悠「マジらしいよ。」

ともき「何考えてるんだろうな、そういうことするやつって……」

悠「若さゆえの過ちだろ。緋斗は突き落とされても自力生還しろよ」

緋斗「どこに突き落とされるん?!ってか、着ぐるみキャラにしならんよ!」

悠「滝つぼか火口かな」

ともき「どっちも死ぬな」

悠「滝つぼなら滝登り、火口なら落ち切る前に崖登りだ!」

緋斗「できるかっ!」

悠「そんなことじゃ立派な覆面レスラーになれないぞ」

緋斗「ならんよ?!」

悠「え?あ、レスラー?」

緋斗「まず、レスラーが違う!!着ぐるみの要素は!!」

悠「知るか。」

緋斗「えぇ……なにこの人怖い…」

ともき「頭がおかしい人は怖いんだよ」

悠「わかるぅー!」

ともき「お前のことだよ」

悠「……」

優日「今、何考えてた?」

悠「トン汁って美味いじゃん?じゃあ、ツン汁って美味いかなって」

ともき「なんだよ。ツン汁って」

悠「ツンデレが作ったトン汁。略してツン汁」

ともき「トン汁じゃん…」

悠「ツン汁ぶしゃー!」
バシャ!
緋斗「普通に熱い!」

ともき「食べ物を粗末にするな」

悠「今ぶっかけたの熱湯だ」

緋斗「いや、かけんといてや!!」

悠「笑いに変えろや!」

緋斗「目から鱗や…」

悠「出せよ」

緋斗「……え?」

悠「出せよ。目から鱗出してみろよ、ああん?!」

優日「怖いねぇ」

ともき「ホントたちが悪い」

悠「じゃあ、目から鱗出すか、カシューナッツを瞼で噛むか選ばせてやる。」

緋斗「うう、噛めない…。カシューナッツや目で噛めんよぉ…」

悠「おれもできる奴はひとりしか知らない」

ともき「できる奴いるのか…」

悠「ミハイル」

優日「あの子、とことん気持ち悪いことできるね。」
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