ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】4

ーラスタ・ラヴ(5/25/夜)ー

悠「あー、昨日は楽しかったな」

ともき「本当にから揚げと餃子全滅させてたよな…」

悠「ついでにビールサーバー一個空にした時点で止められたな……。出禁はくらわなかったがしばらくはいけないな」

拳二「店側ももうちょっと配慮しとくべきだよな。あんぐらい飲むぜふつー」

ともき「プロレス団体とか相撲取りの団体ならともかく一般でああなるとは思いませんよ普通…」

緋斗「……え?」

悠「え?」

緋斗「あれ?あれれ?」

悠「なんだ痴呆か?」

拳二「最近では若い奴でもなるらしいなアルツイーターだっけか?」

ともき「……アルツイーター……アルツ……アルツハイマー?」

拳二「おお、それだ」

悠「拳二のソレはアルツハイマーとか痴呆じゃなくて馬鹿だから問題ないな」

拳二「かかかっ、悪口は分かるぞ」
ゴンっ!
悠「いてぇ…」

緋斗「いやいやいやいや、そーやなくて!」

悠「なんだよ。」

緋斗「俺は?」

悠「お前は緋斗だろ」

緋斗「ちゃうやん!なんで誘われてないん?!」

悠「……え、誘う必要あったの?」

緋斗「めっちゃストレートに言われたんですけど…」

ともき「誘ってやれよ…」

悠「いや、その発想なかったわ。真桜とカゲコをどうやって引っ張り出すかで手いっぱいだった」

拳二「嘘だな」

悠「うん。」

緋斗「認めるんはやない?!」

悠「いや、でも緋斗を誘うって発想にはホント至らなかった」

緋斗「えぇ…」

悠「だってお前飲めないじゃん」

緋斗「飲まん人やっておったやろ?!っていうか、そういうんちゃうやん!みんなでワイワイ楽しもうってアレやろ!!」

悠「どした、そんな必死になって……ちょっと引くぞ」

緋斗「シクシクシクシク」

拳二「あんま後輩をいじめんなよ」

悠「いじめてるつもりはないんだけどな……。ほら、これやるから許せ」
スッ
緋斗「なにこれ」

悠「キャラメル」

ともき「なんでキャラメル…」

悠「狸爺がひとの金でパチンコして手にした景品の菓子の余り」

緋斗「余りの余りもんやな…」

拳二「あのおっさん、気のせいかもしれないがかなりの確率でパチンコやいるよな」

悠「お前それはかなりの確率で自分もパチンコ行ってるってことだからな」

拳二「まぁな」

ともき「まったく否定せず」

悠「これだからパチンカスどもは……」
緋斗「シクシク」

拳二「おい、悠つれてってやれ。なんか見てて哀れだ」

悠「ああ、うっとおしぃ!!」

拳二「あと、悠」

悠「まだなんかあんのか!」

拳二「家賃」

悠「……ちっ、覚えてたか」

拳二「当たり前だ」
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