ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】4

ーラスタ・ラヴ(5/21/夜)ー

悠「りんね先生、大丈夫かな」

福太郎「どういう意味で?」

悠「んーと……婚期的な?」

福太郎「婚期は……永遠的に一定ちゃう?」

悠「あー、そっか……あのひといくつだっていってた?」

福太郎「30歳で固定いうてたよ」

悠「あー、じゃあ、結婚年齢としてはベストなんだな…」

福太郎「ベストなんやけどなぁ。結構簡単に腕とか取れるしなぁ」

悠「ふーむ」

ともき「すごいな。今の会話に違和感しかない」

緋斗「腕とれるいうたで今」

悠「りんねさんの話だよ」

ともき「あの先生か。俺らはあんまり接点ないよな。一、二年がメインの英語の先生だし」

悠「おれはわりかし接点あるけどな」

福太郎「俺はお隣さんやからガッツリあるわ」

緋斗「ちょっと顔に傷あるけど美人のセンセやんな。おっぱい大きいし」

悠「じゃあ、お前付き合え」

緋斗「なんでそうなった……」

悠「あの人、飢えてるんだよ。」

ともき「えーと……男に?」

悠「それもある」

福太郎「メインは愛に飢えとる感じ」

ともき「愛……か」

悠「ただ、ともきみたいにピュアな愛じゃなくて、ガッツリ肉体的な愛な。」

ともき「お前、ここにいないからって好き放題言いすぎだろ」

福太郎「いや、悠は面と向かってガッツリいうで」

悠「むしろ、あの人から振ってくるしな」

ともき「そうなんだ…」

緋斗「せやかて付き合えて……」

悠「肉体関係だけでもいいっていうかもしれないぞ」

ともき「最低か!っていうか、それ以前に生徒に手をだしたらダメだろ」

悠「バレなきゃいいだろ」

福太郎「できれば、肉体関係を持ちつつしっかりと愛を育んで欲しいけどね。」

緋斗「福さんはどういう立場なんすか?」

福太郎「隣人やけど、色々お世話ンなっとるし、りんねセンセには幸せになって欲しいと願いつつサポートしたい立場かな」

ともき「悠は?」

悠「掘り出しちゃったし最大限のサポートはしてあげたい立場」

ともき「わけわかんない立場だな」

緋斗「共通にあるサポートって?」

福太郎「散らばったら回収とか」

悠「こぼれたものを集めたりとかかな」

ともき「何を回収したり集めたりするのかは聞かないでおく」

緋斗「そういえばりんねセンセって何が好きやったりするん?」

福太郎「えーと、確かお菓子とオシャレとたっぷりの睡眠それと思春期の男の子いうてたかな」

悠「はじけとぶあふれかえる若さが大好きともいってたな」

ともき「あの人、教師してて大丈夫か…」

悠「今は妄想で抑えられてるらしいから早めに適当なスケープゴートを用意したい」

緋斗「今、スケープゴートいうた?」

福太郎「好みとしては線の細い女の子みたいな顔した男の子がええって」

悠「あー、しまった緋斗じゃ全然だめだった」

緋斗「なんか知らんけどホッとした自分と悲しんどる自分がおるわ……」

ともき「あはは…」
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