ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

亮「そういやさぁ…ここに来る途中、ヤクザの集団が居たんだけどなんかあったのかこの辺。」

澪「さぁ…特にヤバそうな話しは聞いてないけど」

悠「この辺りはヤクザご贔屓の店がたくさんあるから忘年会かなんかじゃないか。もしくはちょっと、ゴツめのサラリーマン集団だったとか」

亮「あの集団がサラリーマンなら俺はキリシタンだよ。」

澪「よく、意味がわからないなぁ」

悠「っか、今のは俺のネタだろ。真似するなよ。」

亮「ボケは難しいな…。」

悠「亮はツッコミなんだから無理にボケなくていいんだよ。俺がボケるから、そりゃいくらでも。」

亮「ノイローゼになりそうだから遠慮する。」

悠「むー。」

亮「いや、睨まれても。」

悠「話しは変わるけど携帯変えた?」

亮「ホントに脈絡なく話変えやがるな、コノヤロー。しかも、換えてねぇし。」
悠「そう?うーん…」

亮「なんだよ。」

悠「あーそうか。携帯が変わったんじゃなくストラップが変わったんだ。」

亮「っ…」

悠「千草も色違いの着けてたよな。お揃いかぁ…いやー、初々しいのぅ」

亮「お前…ハナッからそれ言うためだけに話ふりやがったな。」

悠「あ、部屋の電気消したかな。」

亮「ひとの話を聞け!っか、テメェの部屋は年中つけっぱなしだろうがぁ!」

悠「失礼な。最近は真桜がうるさいから消してるし!」

亮「いや、言われなくても消せよ。CO2削減しろ。」

悠「ただのECOにはきょーみありません!」

亮「ただじゃ無いECOってなんだよ…」

悠「まぁ、そんなつまらん話しはいいとして、亮と千草の話でも聞かせてくださいな。」

亮「なんでやねん。」

悠「おじさんとしてはね。二人の事は祝福しとるんだよ。だけど、若い二人が……」

亮「誰だよ。っか、どういう立場なんだお前は…」

悠「千草の兄貴的なポジション?」

亮「それ千草が聞いたら、罵詈雑言の嵐だぜ。」

悠「照れ屋だからな。」

亮「もう、好きにいってろよ。」

悠「冗談は置いといてさ。野暮な話、気になるのは本当なんだぞ。古馴染みと親友が恋人どうしなんて素敵じゃないか。お前らは俺から見ても良いカップルなんだし。」

亮「悠…」

悠「まぁ、その分、ストラップの件にしても、からかうネタが多いのも本当だけどな。」

亮「どーして、お前は余計な一言をつけるんだろうな。」

悠「いっひっひ。それは俺だからだよ。」

亮「意味がわかんねぇよ。」

悠「楽しいだろ?」

亮「……。」

悠「無視は止めて素直になれよウリウリ。」

亮「でぇい!頬を突くな!」



澪「あれは仲がいいんすかね?」

美喜「そうなんじゃないかしら。」
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