ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】4

ーラスタ・ラヴ(5/5/夜)ー

悠「そういえば今日は子供の日だったんだな」

ゆうな「お父さん、お父さん。鎧かぶとが欲しい」

ゆえ「ちらしずしたべたい……」

悠「一応男の子メインの日なんだけどなぁ」

ゆうな「男の娘だよ」

悠「そのネタは薄い本が厚くなるネタだからな。ちなみにおれは翡翠石サークルの奴が一番好きだ」

ゆうな「……」
ゴスッ!
悠「なにをする?!」

ゆうな「何となく殴っとかないと駄目な気がした」

ゆえ「ちまきもたべたい……」

揺光【相変わらず食欲旺盛じゃな】

ともき「食欲が無くなることは無いでしょうねきっと」

揺光【性欲で満たされると食欲を凌駕するという話しも聞くが?】

ともき「知らないです」

悠「まえに庭にこいのぼりを立ててくれとかいったよな…」

ゆうな「子供の日だからね」

ゆえ「たのしそうなことはぜんぶやりたい……」

悠「そういう精神は嫌いじゃない」

揺光【妾もじゃ。ついでに好きな物は全て力尽くでも奪い取りたい】
するるっ
するるるっ
悠「尻尾を絡めてくるのやめなっせ」

ゆうな「もふもふもふもふ」

ゆえ「もふもふもふもふ……」

ともき「娘ふたりは虜になってるな」

悠「女の子はもふもふってのに弱いからな」

揺光【こんこん♪】

悠「ちなみに聞くが鎧かぶととか持ってる?」

揺光【あるぞえ。】
ごそごそ……スッ

ともき「しっぽから兜が出てきた」

揺光【これで善いか?】

悠「……呪われては無いよな?」

揺光【呪われてはない。じゃが何人もの血を吸ってきた兜……】

悠「ほとんど呪われてるだろ」

ゆうな「……いける!」

悠「いけないよ!」

揺光【至極の逸品なんじゃがな】
スッ

悠「うちの娘に変なものを渡すのをやめろ」

ゆえ「たべものはありませんか……?」

揺光【温泉卵をやろう】
スッ
ゆえ「わーい……!」

悠「無限卵だな…」

ともき「まぁ、美味いけどな温泉卵…」

ゆえ「おねーちゃん、わって……」

ゆうな「いいよ。はい、あーんして」
こっこっ、パカッ
ゆえ「あーんごくん……!」

ともき「蛇か!」

悠「殻は割ってるからセーフ」

揺光【いくつでもあるぞ】
ひょいひょい

ゆえ「これはこれでしあわせ……!」

ともき「コレステロールが……って気にしないか」

ゆえ「これすてろーるをこんとろーるする……!」

ゆうな「これがゆえの力だ!!」

ともき「はいはい……」

悠「それじゃあここで小鳥遊クイズ!落語を聴きながら食べるなべといえば何?」

揺光【妾は油揚げ鍋が好きじゃ】

ともき「油揚げ鍋……厚揚げとかならわかるけど」

揺光【あぁ、長旅で疲れたから油揚げをたべたいのぉ】
スリスリ
ズリリっ
グルルっ
悠「おれを尻尾で拘束しながら脅すんじゃない!」

ゆうな「食べさせてあげてよー」

ゆえ「そうだよー……」

悠「懐柔されてやがる」

ともき「ちなみに寄せ(寄席)鍋だよな?」

悠「Exactly」
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