ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

美喜「はぁー…つかれた。買い出しの手伝いありがとね。」

六花「いいですよー。どうせ、暇でしたからー。」

澪「それにしてもビックリしましたね。まさか、配線をネズミにやられるなんて。」

美喜「全くだわ。」

六花「けど、被害が小型冷蔵庫の中身ぐらいで済んで幸いじゃないですかー。変な所をやられて火事なんかになったら最悪ですよー。」

美喜「そーよね…。ただいまー。」

悠「ぐぅ……」

禅「くぅ……」

千夜「すぅ……」

美喜「……寝てるし。ちょっと、悠。」

悠「んんっ…あと三週間…。」

澪「年が開けるぞ」

美喜「六花。クラッシュアイス貸して。」

六花「はい。どうぞー。」

澪「ちょ、オーナーそれは待っ…」

美喜「背中にどどーん」

悠「!◯×\(^o^)/△?」

六花「のたうってるねー。」

澪「哀れな…。」

悠「どっわあぁあぁ!?せ、背中が背中が痛い、冷たい!冷痛い!ベリオロスか!ベリオロスの襲撃かぁ!?」

千夜「んんっ…うるせぇなぁ…」

禅「ふ…ぁあぁ…なんの…騒ぎ…です…か?」

澪「二人ともおはよう。」

美喜「寝てるって事は配線の修理終わったの?」

千夜「あぁ。問題ねぇよ。」

禅「は…い。和辰…さん…と…悠さん…の…手際が…良かったので……済み…ましたよ。」

千夜「それでも今までかかったけどな。」

美喜「十分よ。朝から呼びつけて夜までに直してくれたんだもの」

千夜「っかよ、さっきから悠は何を転げ回ってんだ?」

六花「わからないなー。」

美喜「さぁ…発作かなんかじゃない?」

澪「……(こ、この二人、息ぴったりだ。)」

千夜「まぁいい。じゃあ、俺は帰るからな。」

美喜「ご苦労様。こんど何かサービスするわね。」

千夜「酒呑めねぇってんだろ。礼なら拉麺食いにこい。」

禅「あ…そうだ…。失礼…ながら…他の…電線を…調べてる…時に…仮眠室に…入らさせて…もらい…ましたよ」

美喜「別にいいわよ。私の着替えとかしか無かったでしょ?」

禅「はぁ…まぁ…たしかに…」

悠「着替えって下着はあったか?」

澪「何を聞いて復活してる…」

六花「助平(すけべえ)だねー。」

禅「下着は…気付き…ません…でしたが…気になる…物が…」

美喜「え、なに?」

禅「この…ノートパソコン…です…。」

悠「型はひとつ古いけど新品じゃん」

美喜「あ……それ、昔福引きで当てたやつだわ。」

悠「でた強運」

六花「でも、なんで使わないんですかー?」

澪「そうですよ。店のは古いんだからこっちに代えたらどうです?」

美喜「データとか入れ換えるのがめんどくさくてね…。澪、やってくれない?」

澪「はぁ、構いませんけど…。」

美喜「ホント!じつは打ち込みしてないのがノート数札ぶんあるけど…」

澪「あ、今のは無しで。」

美喜「むー…」
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