ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】4

ーラスタ・ラヴ(4/21/夜)ー

悠「雨だなぁ」

ともき「そうだな」

悠「ちょっと寒いわ…」
ススッ
ともき「寄るな」
ベシッ
悠「照れるなよ」

ともき「照れてない。気分が悪くなるだけだ」

悠「おれを何だと思ってる」

摩耶「有機化合物?」

悠「いや、えぇ……」

崇「夏日が続くと思ったらこの天気か」

神姫「夏はまだ速いわね」

氷室「しかし、毎年夏が長くなっていますよね。すくなくとも私はそう感じていますが」

悠「夏が長いって良いことじゃん」

神姫「腐敗が進むわよ?」

悠「おれは腐ってませんけど?!」

崇「性根は腐ってるだろ」

悠「なんだと!!」

ともき「反論できるのか?」

悠「あ、鶯が鳴いてるね」

崇「耳……いや、頭か」

氷室「崇、少々言い過ぎですよ脳が腐りかけてるなんて」

崇「誰もそこまでは口にしてない」

神姫「口にしていないだけで考えはしたのね」

崇「くくっ、どうかな」

悠「あれ、なにこれ眼から塩水が……」

ともき「脳汁か?」

悠「だから脳は正常だよ!!」

崇「そういえば、今日は臥劉はいないのか?」

神姫「えぇ、自主勉させてるわ」

悠「じしゅべん?」

ともき「いや、分かってるだろ」

悠「ごめん、何いってるか分かんない」

神姫「……」
ガシッ
悠「おう?」

神姫「スープレックスは……投げるのではなく、落す!」
ギュッ、ガンンッ!!
悠「ぎゃぁああぁぁ!!」

氷室「大迫力ですね」

崇「ふんっ」

悠「少しは心配しろっ!」

ともき「お前……タフだなホント…」

神姫「チッ」

悠「言っとくけどめっちゃ痛いからな!!」

ともき「そうは見えないんだが」

悠「やせ我慢だ!」

崇「そうやって戯言をほざけてるうちは全然平気だろ」

神姫「ホントにね。」

悠「褒められてる?」

氷室「そうですね……私の主観としては褒められていないと思いますけど。悠さんの捉え方次第でしょう」

悠「じゃあ、褒められてる事にしとこう。でないと、身体と心が痛いだけだし」

ともき「どっちにしろ変わらないだろ…」

悠「気持の問題だ!そんなことより小鳥遊クイズ!暑くなると涼しいところに移動してしまう職業は何?」

崇「秋宵月真桜」

悠「確かに暑いところから涼しいところに行くけど職業ではないだろ」

崇「真桜の職業は主婦だろ」

悠「……否定しにくい」

氷室「答えのほうは秘書(避暑)ですよね。」

神姫「そうでしょうね」

悠「正解だけども……そんな淡白な…」
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