ｰラスタ･ラヴ(4/8/夜)ｰ

悠(女)「さ、さむい……だと?」

真桜「冷えてる……冷えてるなの!」

悠(女)「畜生……元気になりおって……」

真桜「あぁ、世界に冷気が満ちていくなの……」

悠(女)「こぉぉぉぉ!波紋の呼吸。こぉぉぉぉ!波紋の呼吸。」

ともき「……」

緋斗「何かの演劇かな」

真桜「見せもんじゃねーぞなの。」

悠(女)「椅子の分際で口きいてんじゃねーぞ!」

緋斗「サーセン!」

ともき「いや、お前今、椅子とか言われたぞ」

悠(女)「椅子」

緋斗「光栄です!」

ともき「うわ……」

真桜「悪趣味な椅子なの」

悠(女)「問題ない。野外用の簡易使い捨てみたいなもんだ」

真桜「なるほどなの」

ともき「酷過ぎだろお前ら!」

久秀「面白そうな話をしているわね。」

真桜「お前は爆弾女なの」

神姫「椅子って座り心地が第一よね」

悠(女)「神姫もか、珍しいような普通なような謎の組み合わせだな」

久秀「あら、久秀と神姫ちゃんは仲良しよ。ねぇ?し･ん･きちゃん?」

神姫「虫唾が走るから止めてくれない?」

久秀「あら、失礼。クスクス」

ともき「……」

緋斗「なんやろ、この部屋冷えた?」

悠(女)「かもな」

真桜「喰えない物同士、あるいみいいコンビだろなの」

神姫「やめてもらえるかしら。あと、私は喰えない物のつもりはないから」

久秀「久秀は喰えない物じゃないわよ。ただの大悪党よ。ふっふふっ。」

ともき「……」

真桜「今、色ものって思っただろなの。」

ともき「……ちょっとな」

悠(女)「でも、あの二人には決定的にそっくりなところがある。」

緋斗「なんですのん?」

悠(女)「ドの超えたS」

神姫「……」
ガシッ!
メキキッ!
悠(女)「えーと……ドの超えたSの意味は親切のSです、はい。」

ともき「後頭部の方から香ばしい音がしてるな」

悠(女)「めっちゃ痛い」

真桜「ちょっとぐらいなら潰してもいいぞなの」

悠(女)「良くないよ!」

久秀「話は戻すけど、椅子としてはレベル低そうね。」

緋斗「なんとっ?!」

久秀「久秀の椅子は頑丈で大きいからね。小鳥遊悠っていう椅子なんだけど」

神姫「座り心地悪さを輪にかけた椅子じゃない」

久秀「その悪さが癖になるのよ」

真桜「真桜の私物を勝手に椅子扱いするなの」

ともき「色々と歪んでるなぁ…」

悠(女)「まったくだ。さて、小鳥遊クイズ!!どこまでもどこまでも自分にくっついてくる友達といえば?」

緋斗「ストーカー!」

悠(女)「オラオラと天地無明返しと本場の龍剄気孔と爆発好きなのを選べ」

真桜「今日は冷えてるから技もキレッキレなの」

神姫「一般人にはどの程度で撃てばいいのかしらね…。」

久秀「ふふっ」

緋斗「か、堪忍してください」

ともき「影……か?」

悠(女)「Exactly!」

緋斗「ほっ」

悠(女)「じゃあ、代わりにともきが選んでいいぞ。緋斗の処刑法」

緋斗「逃れられてへんかった?!」