ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】4

ーラスタ・ラヴ(4/4/夜)ー

悠「大雨だなー。」

ともき「ホントに。春雷ってやつか」

悠「これで桜が散るなぁ」

ゆうな「うちの桜なら耐える」

ゆえ「なんならまおうちゃんもいる……」

ともき「それはちょっと違うだろ」

悠「まぁ、うちの桜の根性はケタ違いだからな」

ともき「どんな桜だよ」

悠「強風が吹いてもおれが叩きつけられても花が知らない」

ともき「叩きつけられたのか…」

悠「何度かな」

ゆうな「まだまだお花見できる」

ゆえ「おはなみでたべほうだい……!」

悠「普段から食べ放題でしょ!」

ゆえ「おはなみというあともすふぃあがだいじ……」

悠「なるほど、コイツは一本取られたな」

ゆうな「足を?」

悠「なんのホラーだ」

ゆえ「とりのあしならほしい……」

ともき「チキンか」

紅「ケンタッキーのバスケットとか普通に食うんだろうな。ゆえの子猫ちゃんは」

ゆえ「よゆう……」

悠「骨は食べなくなったんだぞ」

ともき「普通、骨は食べねーよ」

ゆえ「かるしうむ……」

悠「骨密度がワッホイ!」

ともき「いやいや…」

ゆうな「ゆえの骨密度は超合金!」

ゆえ「ぜーっと……!」

紅「硬いっていうのは通じた」

ともき「なんだかなぁ」

崇「そうか。お前の家なら花見が出来るのか」

悠「おれという花を見たいのか?」

崇「ラフレシアだろ」

悠「臭くねーし!超フローラルだし!」

ともき「自分でいうな」

ゆうな「アイアムユウナ!」

ゆえ「あいあむゆえ……!」

ともき「はいはい」

ゆうな「さらりと流されたね。」

ゆえ「のどごしさらり……」

優日「ビールの話し?」

ゆうな「いいえ、ケフィアです」

優日「ヨーグルトとかって……飲み物だよね。」

ゆえ「かれーものみもの……」

ともき「飲み物じゃない」

ゆえ「さいきんはぱんものめる……!」

ともき「ちゃんと噛んで食べろ」

悠「おれはゼリーとかは飲むけどな」

ともき「親がこれだからな」

ゆうな「でも、無駄にプリンとかスプーンで突きまわしてるときあるよね。」

悠「プルプル感を楽しみたい時もある」

崇「お前が言うと気持ち悪いな。」

紅「ですね。」

悠「うるせー!それじゃあ、小鳥遊クイズだ!10個の『日』があります。それぞれの『日』に直線を1本ずつ書き加えて、別の常用漢字を作ってください。」

ゆうな「目玉おやじの目」

ゆえ「どろたぼうの「た」……」

紅「えーと血染めになる前の白」

優日「旧支配者の旧」

崇「自由の由」

ともき「甲乙の甲に庚申の申」

碧「元旦の旦」

崇「いくつでた?」

紅「八っすね。あと二つ」

崇「何か残ってるか?」

優日「んーと……あれ、分かんない」

悠「問題をよく想いだせ」

ゆうな「はい」

ゆえ「はい……」

悠「はい、ゆうなちゃん、ゆえちゃん」

ゆうな「門」

ゆえ「はた……」

ともき「……あぁ、「門」はそれぞれの日に1本ずつ直線を引いた形で「畠」は線を一本ずつ加えて重ねた形か」

悠「Exactly。別の常用漢字を「10個」作れとは言わないところがミソの問題だったんだが、それ以上におれの娘の賢さに感動した!自慢の娘です!!」

優日「お父さんに似てなくていい子たちだね!」

悠「なんでじゃ!」
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