ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

美喜「また、雨かぁ」

澪「おかげで客足も少ないな。」

美喜「客足はともかく、また冷えるのが嫌だわ。」

悠「ストッキングよりニーソが好きだなぁ。」

美喜「……」

悠「出来るなら白じゃなく黒。黒ニーソ。」

美喜「ジャージの私がニーソ履いても見えないわよ?」

悠「な、なんて孔明の罠なんだ…」

澪「諸葛亮もいい濡れ衣だな。」

ともき「っか、悠って足フェチだったか?」

悠「足も嫌いじゃないけど髪フェチだよ。寝顔フェチ君。」

ガン!

悠「いっ~てぇ~…ともきん、最近乱暴よ!」

ともき「やかましい。」

美喜「このハリセンいいわね。」

悠「けどさ、足っていいよね。」

澪「悠が言うとなんか卑猥に聞こえるな。」

悠「足コキも嫌いじゃないです。むしろ、どんとこー…」

ガン!ガン!

ともき「発言自重しろ」

悠「と、ともきん……顔面っか、目はあかんて…目は……」

美喜「今のはクリーンヒットね。100点あげるわ。」

悠「俺にか?」

美喜「あんたは0点よ。」

悠「あとは上がっていくばかりだから大器晩成じゃないか。」

澪「どう考えたら、そこまで前向きになれる」

ともき「何も考えてないだけじゃないかな。」

悠「今日はやけにキレがあるじゃねぇかよ。ともきちゃんよぅ?」

ともき「絡むなよ…。」

悠「からみ、からみ、あまみ、うまみ」

ともき「意味がわからん。」

美喜「アンタら…ホントに仲良いわね」

悠「近所でも有名な鴛鴦夫婦だ。」

ともき「誰と誰が夫婦だ。っか、どこの近所で有名なんだよ。」

悠「俺の心の近所」

ともき「病院行け」

悠「病院嫌いだ。」

澪「子供かよ。」

悠「心はいつも夢見る子供さ。ピュアピュアハートだぜ。」

美喜「ぎざぎざハートの間違いでしょ。」

悠「15で不良と呼ばれたよ~って、うぉい!」

ともき「おまえ、ホントに元気だな…。」

悠「くそ寒いだ。こうやってテンションと体温あげとかないとやる気上がらないだろ。」

美喜「ヘタに元気過ぎてもイラッとくるわよ。」

悠「そうツンツンすんなよ。たまには…」

美喜「デレは無いわよ。」

悠「ともき、デレてくれ。」

ともき「むちゃぶり過ぎだ。」

悠「むぅ。俺だってたまにはデレをもらえないと」

美喜「誰にもらう気よ。」

悠「そうだな……。個人的には崇のデレが見てみたい。」

澪「……たぶん、あの人にデレって成分は持ち合わせてないと思うぞ。」

悠「だよなぁ。」

ともき「悠がいったい何を望んでるのか解らん…」

美喜「たぶん、情緒不安定なのよ。」

ともき「納得できるのが不思議だ。」
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