ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】4

ーラスタ・ラヴ(4/1/夜)ー

悠「今日は合法的に嘘をついていい日」

ともき「そういうわけじゃない」

悠「ということで、緋斗にとんでもない嘘をついて色々と貶めよう!」

緋斗「あの……」

悠「なんだ?」

緋斗「いやいや、横おりますやん?」

悠「だから?」

緋斗「えー……なんや、なんやろこれ。俺がおかしいん?」

ともき「悠に聞いてみたらいい」

緋斗「俺がおかしいん?」

悠「知るか!」

緋斗「えー……」

悠「ということで嘘をつくとしよう」

緋斗「あ、それ続けるんや」

悠「お前の靴箱に山ほどドングリを敷き詰めてない。」

緋斗「どんな嘘やねん」

ともき「いま最後なんていった?」

悠「敷き詰めてない」

緋斗「嘘なんやろ?」

悠「嘘だ」

緋斗「あれ、敷き詰めてないんが嘘ってことは……敷き詰められとるん?!」

悠「ざっと二千粒ぐらいだ」

ともき「どっから集めた…」

悠「この日のためにコッコッと……頑張った!」

緋斗「いや、ちゃうやん。嘘っていうか実行済みやん!」

悠「嘘ついただろ。敷き詰めてないって嘘」

緋斗「こんな力技の嘘ないわぁ…」

悠「嘘にも色々あるんだよ。」

ともき「お前のは明らかに何か間違ってるけどな」

悠「これがおれの話術だ!!」

緋斗「いやいや、めっちゃ力技でしたやん」

悠「ごめん、ちょっと何いってるか分かんない。」

緋斗「……」

崇「充分に桜が咲いたな」

紅「そっすねー。でも、今日雨降っちゃったから花落ちませんか?」

鈴猫「気温高いしすぐに次の花が咲くよ」

紅「ほー、さすが花屋」

氷室「そういえば桜関係の商品も多くなりましたね。桜餅とか」

千夜「春ぽいもの出しときゃ売れますからね。」

悠「おう、東と西の」

崇「花見の予定は出来てるのか?」

悠「いやいや、なんの話しですか?あ、エイプリルフールトーク?」

崇「お前は毎日エイプリルだろ」

悠「なんでや!」

氷室「ははっ、上手いこと言いますね。」

紅「確かに毎日嘘つきか」

千夜「言い得てる」

悠「おいおい、おれなんて嘘ついたことが無い」

紅「……」
ブンッ!
千夜「……」
ビュパッ!

悠「うおぉぉブリッジ回避からの捩じり回転!!」
グィッ!ギュルッバッバッ!

ともき「動きがキモイ」

緋斗「ってか、今どうなったん?」

紅「うざいな」
ブンッブンッ

千夜「まったくだ…」
コッコッ…

悠「ええい、手グセと足癖の悪いやつらめ…」

鈴猫「だ、大丈夫?」

悠「ちょっと腰が痛い」

崇「お前に花見の準備を全部させようと薫と前に話しててな」

氷室「しましたね。」

悠「色々と酷いなお前ら。」

崇「気にするな」

氷室「酷いのは崇ですよ。」

悠「……小鳥遊クイズ!「さ」をひっくり返すと「ち」。「つ」をひっくり返してちょっと回すと「し」。「?」をひっくり返すと「と」になります。?に入るひらがなは何でしょうか?」

緋斗「えっ、なんやろ。」

鈴猫「も……ではないし」

崇「分かるか?」

紅「いやー、はは、さっぱりっす」

氷室「私は分かりましたよ。ヒントは駒ですね」

ともき「駒……あ、「ふ」か」

緋斗「ふ?反対にしたら、……いや、「と」にならんけど」

崇「歩兵の反対はト金」

悠「Exactly」

鈴猫「あ、なるほど」
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