ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】4

ーラスタ・ラヴ(3/25/夜)ー

悠(女)「寒いような、温いような……びみょーな気温」

ともき「日は出てるけど風は冷たい」

悠(女)「こんな日は女の子の下半身を凝視するに限るな」

ともき「その両目潰した方がいい」

悠(女)「二つしかないから却下」

ともき「ふたつもあるだろ」

悠(女)「「も」じゃない「しか」!あと、潰れたら生えてこないから!ミハイルと違って!」

ともき「生えるのかよ」

悠(女)「あれは人間じゃないもの。目が芽と同じように生えてくる」

ともき「ふざけてるな」

悠(女)「ほんとにな」

緋斗「いや、人間でなかったらなんなん?」

悠(女)「真の惑星からの物体X」

道玄「……」

悠(女)「む!背後から濃い気配!」
バッ!

道玄「なんだ」

悠(女)「いや、なんだはこっちの台詞なんだが?」

道玄「小僧の気配がすると思ったが……違うかったようだ」

悠(女)「気配が読めるのにあーしとアレの違いは読めんのか」

道玄「同じ気配だ勘違いもする」

ともき「同じなんだ」

緋斗「同じなんやな」

悠(女)「こんな可愛いあーしがアレと同じ訳がない!」

道玄「安心しろ。儂から見たら小僧も小娘も可愛いぞ」
メキキッ

悠(女)「拳の骨を鳴らしながら可愛いって言われても嬉しくないわぁ」

道玄「というか、小娘」

悠(女)「あのさ、小僧はともかく小娘はどうよ?」

道玄「……小娘。」

悠(女)「直す気は……いと?」

道玄「文句があるなら拳で語れ!」

悠(女)「オッケー、おい、緋斗行け!!」

緋斗「なんでや?!」

道玄「ひと……どんな字を書く?」

ともき「緋色の「緋」に北斗の「斗」です」

道玄「ほう、強そうな良い名だ。どっからでも掛かって来い!」

緋斗「……」

道玄「……」
ドドドド…

緋斗「例え機関銃もってても勝てる気せーへんわ。」

悠(女)「じゃあ、闘わなくていい。あーしの盾になれ」

緋斗「死んでまうて!」

道玄「人間を盾にするのは良い技だ。」

ともき「有りなんですか…」

道玄「儂はあまり使わんが……雲水のせがれ、雲山というのだがアイツはなかなか人間を使うのが上手い。ひと投げで数人を巻き込む。」

緋斗「聞くだけでゾッとする」

道玄「だが、雲山のせがれだからな。殴り合いの方が得意だ」

悠(女)「アンタらの血は濃厚に受け継がれてるよな…」

道玄「そうでもない。」

悠(女)「即否定はおかしい。それはさておき、小鳥遊クイズ!日曜大工が趣味のカエル君が大工道具を買いに行きました。カエル君は、いろんな物を買いたかったのに、1つしか買えませんでした。その1つとは何?」

道玄「小僧が居ないなら帰るか」

悠(女)「今のはカエルにかけたギャグか?」

道玄「……そう思うか?」

悠(女)「そう思うのかコラァ!!」
がっ!
緋斗「なんでや?!」

ともき「カエルのこはカエルだから、買える鋸か。」

悠(女)「Exactly!」
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