ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

悠「でさー、携帯が見つからなくてよー。」

紅「あはははっ!悠もけっこう抜けてるな。」

千夜「はは。注意力不足だな。」

戌塚「ジーー…」

悠「ぁ?戌塚、どうかしたか?」

戌塚「いやぁ…アニキの髪ってなんか綺麗だぞと」

紅「……」
千夜「……」

悠「…悪い、戌塚。俺もある程度の事は受け入れれるタイプだけど、お前の告白は受け入れられんわ。」

戌塚「ちょ!!」

千夜「戌塚…いや、誠。お前が女に餓えてたのは知ってるが……それは止めろ。マジで」

千夜「二人とも変な勘違いだぞと!」

紅「つまり、いぬちゃんは悠の髪を見てムラムラしちゃったと?」

戌塚「俺が言うのもアレだけど、お前が一番バカだぞと!!」

美喜「アンタら……うちの店を二丁目みたくしないでよ…」

戌塚「だ・か・ら!俺は純粋に女好きだぞと!」

千夜「叫ぶなよ…」

悠「冗談はその辺にして、いったいどした?」

戌塚「頭が揺れるたびに髪が…何て言うかこう…流れてる(?)のを見て純粋な感想だぞと。」

紅「あーそれわかるな。悠の髪ってやたら艶々してるんだよな。手触りいいし」

澪「たまに天使の輪できてるしな。」

美喜「髪質が子供級なのかしらね。」

悠「お前ら…誉めてくれっのは良いが四方から髪を掴むな頭がグラグラするだろ。」

千夜「……アホか。」

紅「いやいや、千夜ちゃんも触ってみなって」

戌塚「そうだぞと!」

悠「本人の意志は?ねぇ、本人の意志は?」

千夜「…………値のいいタオルみたいだな……。」

悠「タオルて…」

戌塚「アニキって、前髪も長すぎだけど……改めてみたら後ろも結構長いぞと」

悠「まぁな、ちゃんと髪をといたら背中の中間くらいまでいくぞ」

紅「悠ってくせ毛?」

悠「ある程度まで伸びたら毛先から丸みが出てくるんだ。だから、その辺りまで伸びたら少し切ることにしてる。」

澪「切るなら前髪が先じゃないか。正直、あんまり見えてないだろ。」

悠「肉眼がダメなら心眼で見ればいい。」

美喜「できるの?」

悠「……ジーー」

美喜「なによ。」

悠「今日の下着の色はうすい緑色。」

美喜「心眼じゃなく透視じゃない!」

澪「いや、もっと他にあるでしょ」

戌塚「アニキ、のぞき師匠と呼ばせてくださいだぞと」

悠「たまたま勘が当たっただけだっうの!っか、のぞき師匠とか外でいったら畳むからな…」

戌塚「じ、冗談だぞと」

悠「ちゅーか、いい加減髪なおしていいかな?」

美喜「えー……あ、悠、じゃあカチューシャつけない?」

悠「いらん。」

紅「おさげだよな。」

悠「やらん。」

千夜「……オールバックとかどうだ?」

悠「面倒だから嫌。」
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