ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】3

ーラスタ・ラヴ(2/25/夜)ー

拳二「今月分」

悠「……」

拳二「今月分」

悠「ヤクザ!」
ベシッ!
拳二「ヤクザだよ。」

悠「畜生!」

ともき「今更だな…」

悠「ようやく騒動が終わったのにおれはヤクザに摂取される……。」

拳二「家賃は払うもんだろ」

悠「払うモンだけどお前には払いたくない。すごく払いたくない」

拳二「なんだと!」

悠「っか、おれ忙しくなるから茶屋の方が半分開けられないんだ。家賃まけろゴリラ」

拳二「それが人にものを頼む態度か」

悠「こんなに頭下げてるだろ!」

ともき「下げてないだろ」

悠「コイツに下げる頭なんかない」

ともき「いってること無茶苦茶だな」

悠「気のせいだ」

拳二「まぁ、まけねぇけどな」

悠「まけろよ!!」

拳二「必死こいて働けボケ」

悠「お前に言われるとそうとうイラッとする」

拳二「何でじゃボケ!」

悠「ガルルっ!」

緋斗「っていうか、なんで茶屋の仕事でけんの?」

悠「いろいろあるの。なんだったらお前バイト……あ、やっぱりいいわ」

緋斗「なんで?!」

悠「いや、お前はダメだ色々」

緋斗「ひでぇ…」

ともき「でも、俺も悠の茶屋で緋斗は無理だと思う」

緋斗「接客ぐらいでけるよ?」

悠「接客なんか誰でも出来る。」

緋斗「ほんなら、何がアカンの?」

悠「ゴロツキが来たとしてぶっ飛ばせるか?」

緋斗「それは茶屋の仕事ですか?」

悠「茶屋の仕事です」

ともき「仕事らしいんだよ」

緋斗「無理っす」

拳二「でも、太股ねーちゃんが用心棒してんだろ」

緋斗「やります!」

悠「吉音も忙しいんだよ。だから、茶屋が半分しか開かないって言ってるだろ」

緋斗「ならアカンなぁ」

悠「……」
ガッ!
緋斗「ひぎぃっ!」

ともき「今回はお前が悪いわ」

悠「ダークネスフィンガー」
メシシシッ!
緋斗「ちゅぶれる!あたまがちゅぶれるぅぅっ!」

拳二「まぁ、なんでもいいが、ちゃんと払うモンは払えよ」

悠「ヤクザ!」

拳二「ヤクザだよ」

ともき「話がループしてるぞ」

悠「もー、忙しくなるし、寅には喧嘩売られてるし、久秀は不穏だしーーー!もーもーもー!!」

緋斗「あ、壊れた」

ともき「それよりお前、首曲がってるぞ…」

拳二「かっかっか、悩め、悩め。そうやって大きくなってくんだからな。」
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