ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】3

ーラスタ・ラヴ(2/13/夜)ー

悠「明日はバレンタインデー・デス」

ともき「最後なにつけた」

悠「デス!」

ともき「……」

悠「カップルにおれは……俺はチョコレートでコーティングした針をブン投げていく」

ともき「なんなんだその手の込んだ嫌がらせ」

紅「しかも、一人称が漢字表記で本気になってるし」

緋斗「でも、言わせてもらってええですかぁー?」

悠「あ?」

緋斗「悠やんはもらえる側の人間やん。むしろ、針ぶつけられろ!!」
バッ!

悠「……」

紅「なんでアイツガードしてんだ?」

ともき「この後、悠にやられるのを考慮してのガードかな」

悠「……」
カチャ、ジジ…

緋斗「……なにしてるん?」

悠「ん?千枚通しの針をライターで炙ってる。刺したら痛いし焼けるよ。刺されるのどこがいいか決めといてね」

緋斗「いやぁぁぁ!」

ともき「想像するだけでゾッとするからやめろ」

悠「ヤダな。冗談だよ。ジョーダン」
ジジジ…

紅「まだ炙ってるけどな」

ともき「っていうか、どっからキリとライター出した」

悠「乙女の秘密っさ!」

ともき「ふーん」

ストッ!
悠「あぶな!こんな熱した千枚通しを人にさそうとするなんて間違ってるぞ!」

緋斗「その間違った行為をされかけてたんですけど?!」

悠「いともたやすくおこなわれるえげつない行為!D4C!!」

紅「何の話ししてたっけ?」

ともき「明日がバレンタインって話し」

悠「……今のヴァレンタイン大統領とかけてたんだけどなぁ」

ともき「お前のジョジョ知識が皆と同等と思うなよ」

悠「ドッジャァァァン!」

ともき「うぜぇ」

緋斗「紅さんとかやもチョコいっぱいもらえるんやろ。」

紅「そーでもないなぁ。あ、でもあげるかな」

緋斗「はい?」

悠「あぁ、そっか。そのイベントもあったな」

紅「そーそー。普段の礼も込めてな」

崇「やってるか」

悠「おう。」

緋斗「なに?誰かに渡すイベントって」

崇「バレンタインの話しか」

ともき「えぇ」

紅「崇さんはもう買いましたか?」

崇「あぁ、いつも通りゴディバだ。」

悠「ゴディバのなに?」

崇「確か……トリュフセレクションというのだったな」

悠「うっわ……」

ともき「凄いのか?」

悠「五個入りで二千円ちょっと」

紅「おー、高級だ。俺はもうコンビニで適当に数買う感じですよ」

悠「おれは何か作ってみるつもりだ」

緋斗「いったい誰に渡すん?」

「「「禅」」」

ともき「あ、なるほど。そういうアレか…」

緋斗「どういうソレ…」

ともき「お菓子しか食べない禅君への行事の贈り物」

緋斗「マジすか…」

悠「それより小鳥遊クイズなんだけどこれなんだ?」

【たちつみと】

紅「た行だな」

崇「「て」が「み」になっているな」

ともき「てがみ、になってますね。」

緋斗「……手紙!」

悠「ボケろや!」
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