ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】3

ーラスタ・ラヴ(1/15/夜)ー

悠「洗剤のCMってあるじゃん」

ともき「あるな」

悠「舐めてるよな」

ともき「なにが?」

悠「洗剤のパワーでウィルスを除去って……あんな簡単に除去できると思うなよ!!」

ともき「どういう目線だよ」

悠「いやいや、だって洗剤程度でそんなウィルス落したって……」

緋斗「駄目なん?」

悠「部屋の中を洗濯できるのならともかく服だけってそんな大した予防にならんのよ。本気でやるならクレベリンブチまいとくくらいしないと」

緋斗「クレメンス?」

ともき「クレベリンて言っただろ」

緋斗「なんなんそれ?」

悠「クレベリンは……」

柳「塩素の酸化物、化学式はClO2。無機化合物常温、常圧では塩素やオゾンのような刺激臭のある橙色の空気より重い気体。」

悠「何者だ!」

ともき「柳さんだろ」

柳「ほっほほ、こま時期はクレベリンがあると大分違いますからの」

緋斗「どんな効果があるんです?っていうか、どなた?」

悠「医者だ。オールダウンダードクター。医療免許のあるブラックジャック。しかもバリバリ現役」

柳「早く楽隠居したいもんじゃ」

悠「生涯現役だろアンタ…」

柳「いやいや、誰かほかに変わってくれる者がおったらすぐにでも変わりますがな。誰もおらんのじゃ。」

悠「爺さんと変われる医者なんているのかよ」

柳「んー、技量次第ですかな」

悠「無茶じゃん」

柳「ほっほほ。それで、そちらの少年の質問じゃがクレベリンには殺菌作用があり、消臭・消毒などに使われる。インフルエンザにも効果がぁあるんじゃよ」

緋斗「へー」

ともき「でも、そういうのって個人で買えるんですか?」

柳「薬局においてある。最近だとジベレリンゲルとかの。」

ともき「へー、じゃあ買って帰ろうかな」

悠「家では至る所におれが設置してある。」

柳「まぁ、トイレと自室に置いておけば問題ないと思うが……。」

緋斗「トイレも?」

柳「ああいう密閉して大多数が使うところこそ菌の巣窟じゃからな。この時期、窓を開けておくのも寒くて閉め切るからなおさらじゃな」

ともき「なるほど…」

悠「インフルエンザ怖いからな」

柳「うちの病院は今、インフルとノロ患者が多い多い」

ともき「ノロって……」

柳「ノロウィルス。もう次から次へとやってくる」

悠「うぇ…」

緋斗「インフルとノロってヤバいやん」

柳「病院に行くときはどんな症状でも薬もらいに行くだけでもマスクをすることを推奨する。なにせ、病院からの感染が一番多い」

緋斗「なんでなんすか?」

柳「それは、体調が悪くなる、病院に行く、病原体を撒く、別の患者につく、家に帰って悪化および家庭感染」

ともき「そうやって広がって行くんだ……」

柳「病気の感染なんてそんなもんじゃ。大事なのはウイルスをどれだけ防いで、除去できるか。手洗いうがいなんてのは基本の基本ぞ」

緋斗「べんきょーになりますわ。」

悠「じゃあ、インフルエンザ除去に効く薬の名前は?」

緋斗「ええと……じ、じ、じるどれ?」

柳「百年戦争時のフランス王国軍(騎士傭兵軍団) 大元帥でジャンヌ・ダルクとともイングランド軍を破り百年戦争を終結させた一人じゃな」

悠「はい、じゃあ、お次は小鳥遊クイズカレーのルーに異常なこだわりを持っているのはどこの国の人?」

緋斗「じるじる……ジルちゃうなジベリレン?シルベスタ?」

柳「ジベレリン」

緋斗「それや!」

悠「馬鹿だなー」

ともき「答えはルーマニアか?」

悠「Exactly!ともきは賢いなー」

ともき「これで褒められてもなぁ…」
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