ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】3

ーラスタ・ラヴ(1/9/夜)ー

悠「ようやく幼女が仲間に入った」

紅「幼女だったらいつも侍らせてるじゃん」

悠「人聞きの悪いこと言うな!」

ともき「事実だろ」

悠「何をおっしゃるうさぎさん」

ともき「……」

紅「誰が兎だ」

悠「ともき」

ともき「その一連を流れとして組み込むな」

悠「もう遅い!」

ともき「うぜぇ…」

悠「それでおれのどこに幼女を侍らせてる」

紅「頭」

白巳「しゅぴぴ…」
悠「これは防寒具だ」

ともき「まだ幼女の方が聞こえがいいわ」

悠「じゃあ、幼女。よいしょ」
ストッ
白巳「むにゅ…」

窈「預かろうか?」

悠「熱したアルコールで消毒した手なら触れていいぞ」

紅「それ、やったあと手として形保ってるかも分かんないな」

悠「あいつはそれぐらいしないと……穢れてる」

窈「穢れてるとか言われた…」

ともき「穢れの塊りがいうこっちゃないな」

悠「おれのどこが穢れてる。マイナスイオンとかバリバリ出てるし。むふー、むふー」

ともき「やめろ」

紅「っていうか、マイナスイオンって効果あるのか?」

悠「血液の浄化作用、細胞の臓活作用、抵抗力の増進作用、自律神経の調整作用があるって言われてる」

ともき「……言われてるのか」

悠「科学的根拠があるとは言ってないけどな」

紅「駄目じゃん」

悠「まぁ、普通の空気よりは綺麗なんじゃね?程度に思ってたらいいかな」

ともき「微妙だな」

窈「でも、そういうのならプラズマクラスターとかの方が信用有るよね」

悠「排気ガス据え!」

窈「俺に対してホント酷いよな!」

悠「これでも努力してる」

窈「努力してなかったらと思うとゾッとする」

紅「刺されてるかもな。犯人が特定できない方法で」

窈「闇討ちレベルじゃなくて完全犯罪…」

悠「人の考えた犯罪に完全なんてものはない」

ともき「まぁ実際そんな計算された殺人とかないよな。大体はなりゆきとか突発」

悠「まぁ、死体そのものが見つからないとか蒸発扱いはあるだろうけどな」

紅「それって完全犯罪じゃね?」

悠「そうとも……言えるのかな」

窈「……」
パシャ
白巳「しゅぴぴ…」

悠「何ちゃっかり撮影してんだテメー。顔で将棋ができるようにしてやろうか!」

紅「どういうことだ?」

ともき「んー、9×9のマス目を顔に刻むっていうことかな」

窈「何かエグイ」

悠「ったく、そんじゃ小鳥遊クイズ!古くなるほど若くなるものって何?」

紅「んー……なんだ?」

ともき「古くなると若くなる…」

窈「あ、コレだね。」
パシャ
白巳「しゅぴ~」

窈「写真。時間がたっても写真に写ってる人は若いまま」

悠「正解」

バキッ!
窈「スマホを折りたたまれた!?」
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