ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】3

ーラスタ・ラヴ(1/6/夜)ー

悠「ふひゅ……ふひゅー……」

拳二「どした?へんな息づかいになってんぞ」

悠「若干寒い」

拳二「そんなことねぇだろ。元旦過ぎてからこっち随分温いだろ。なぁ?」

悠(女)「ふひゅ……ふひゅー……」

拳二「……」

ともき「駄目ですよ。同じなんですから」

拳二「なっさけねぇなぁ」

悠「春希望」

悠(女)「温度希望」

拳二「そんなに寒けりゃ。俺ぁの背広貸してゃんよ」

悠「臭いからいらん」

悠(女)「臭いがうつる」

拳二「カッカッカ、ぶん殴るぞ。」

ともき「殴っていいと思います」

悠(女)「あーしを殴るならコイツを殴れ!」

悠「おれを殴るんなら、コイツを殴れ!」

拳二「結局、両方殴るんじゃねーか」

ともき「考えることがまるで同じ」

拳二「いい夫婦にゃなりそうだな」

悠「ついにニコチンが脳を汚染したか?」

拳二「かっかっかっ。」

崇「ずいぶん、楽しそうだな」

拳二「おう、崇か。いや、コイツらがいい夫婦になるって話しだよ」

崇「夫婦?ふっ」

悠(女)「なんで今鼻で笑った」

崇「いや、婚約が先か孕むのが先かと思ってな」

悠(女)「ぶっ飛ばすぞ!」

拳二「おー、怖ぇ怖ぇ。」

崇「くくっ」

悠(女)「がるるるっ!」

悠「なに、おれらってそういう感じに見られてるの?」

ともき「今更だな」

悠「マジか。気づかなかった」

ともき「あのな……いや、なんも言わないけど」

悠(女)「あーしはともきの子を産むし!」

ともき「しねーよ」

悠「じゃあ、ともきに産んでもらえ」

悠(女)「あぁ、それでもいいね。」

ともき「凍死しろ」

拳二「ふぅー……ん?煙草が切れちまった。おい、買って来てくれ」

悠(女)「イヤじゃボケっ!」

拳二「釣りは小遣いにしていいぞ」

悠(女)「しかたねーな。」

ともき「行くのかよ」

悠「……」

拳二「かっかっか、お前より素直かもな」

悠「多分、帰って来ないけどな」

拳二「あ?」

悠「多分、アレ家に帰ったんだぞ」

拳二「煙草と金は?」

悠「どんまい」

拳二「お前あとでちょっとツラ貸せな」

悠「おれは関係ないでしょーが!」

崇「お前が主犯だろ」

悠「半身にいえ、半身に!」

ともき「まぁ……近くに居て捕まえられる方を捕えるわなぁ」

悠「畜生!小鳥遊クイズだ!東京23区で、どんな難解なクイズも正解するという区民が住んでいるのは何区?」

拳二「いや、逃がさんぞ」
ガシッ!
悠「離せ!離さんかーー!」

ともき「港区(皆解く)かな」

崇「なるほど」
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