ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ー焼肉屋鉄ー

悠「お前…呑むペース早いな。もう一瓶空いてるじゃん。」

崇「こうした方がはやく酔える。」

悠「なるほど、俺もそーゆー飲み方に変えるかな。っと…電話だ。はい、もしもし?」

拳二『おお、悠。悪いがちょっと戻ってこい。』

悠「は?」

拳二『いいから。至急戻れ。』

悠「なんなんだよ…。」

炎銃「どしたよ?」

悠「いや、拳二が戻れってちょっと行ってくるわ。」










ー別室ー

悠「おーす、どし…た?」

ともき「う~…」

梓「うぇ…」

戌塚「かはっ…」

紅「……」

悠「うわ…なんだこの惨事は」

拳二「悪い飲ませ過ぎた。」

悠「おぃおぃ…ともき大丈夫か?」

ともき「む、無理…キモチワルイ」

悠「わかった……梓は?」

梓「…吐きそう。」

悠「もう何も食うな飲むな。戌塚は?」

戌塚「ゆ、ゆゆーだぞと…」

悠「ゆゆゆー?……よゆうか?」

戌塚「それだぞと…い、今なら…新世界にいけるぞと」

悠「行くな行くな。帰れなくなるぞ。紅は?」

紅「……」

悠「紅?」

紅「…すー…zzz」

悠「寝入ってるのかよ!ったく、無事なやつはいないのかー!」

禅「ここに…いるぞー…」

悠「……酔ってんの?」

禅「いえ…素面…ですよ。今…タクシー…呼び…ました…から」

悠「おぉ、流石は禅」

拳二「俺はコイツらを送る。タクシー代も出さなきゃならねぇしな。」

悠「そうしてくれ。」

拳二「っー訳で、ここまでは清算しとくからあとは好きにしろ。おーい、会計頼む。」

金剛「まいど、えーと…合計で18万2080円です。」

拳二「かぁ~……しゃあねぇか。おら、現なま20で釣りはいらん。騒いだ分の迷惑料だ。」

金剛「悪いっすね。遠慮なくいただきます。どうぞ、またのご来店お待ちしてます。」

拳二「かっかっか。やけに丁寧だな。」

金剛「俺も接客くらいはマトモにやるさ。っか、アンタでも四人担ぐのは無理だろ二人俺が運ぶぜ。」

拳二「ガキの四人くれぇ平気だ…が、このお下げは頼むわ。でけぇし」

金剛「確かにコイツはでかいな。」

悠「いや、お前らの方が明らかに縦も横もデカイから。」

拳二「かっかっか。そりゃそうか。ま、じゃあな。」

悠「おう。ともき達を頼むぞ。」

禅「気を…つけて…」

悠「禅はどーする?」

禅「悠…さんは?」

悠「俺は向こうでもう少し崇に付き合う。」

禅「崇…さん…が…来て…るん…ですか……なら、俺も…ご一緒…します」

悠「んじゃ行くか。」

禅「は…い」

悠「っか、禅。塩気とったか?」

禅「……」

悠「黙るなよ…。」
15/100ページ
スキ