ｰラスタ･ラヴ(1/2/夜)ｰ

悠「ふぅ……ふぅぅ……さ、寒い」

ともき「雪」

悠「ひいいぃぃ!」

紅「単語で怯えてる」

優日「口裂け女にポマード的なアレだね」

ともき「やっぱり妖怪か」

悠「おれは……都市伝説……妖怪じゃ……ねーぞぉ……」
ガタガタ

ともき「目に見えて震えてるぞ」

悠「ふっ、ふひい…」

ともき「色々駄目っぽいな」

紅「金属バットとかって、この時期めっちゃ冷えるんだぞ」

ピトッ!
悠「なにさらっしゃーこんがぎゃうううすああぁぁう!!」

ともき「……っ……!」

紅「み、耳が……」

優日「うわぁ、きーんって、きーんってなってる」

悠「はぁはぁ……!」

ともき「怪音波を放つのやめろ!」

悠「おれのせいじゃねーよ!!」

紅「どう考えても悠が原因だろ……耳痛ぇ…。」

悠「どう考えてもお前が原因だから!」

紅「うるさい。音波妖怪」

悠「ひとをイルカみたいに言いやがって」

ともき「なにちょっと、良いように言い換えてるんだよ。」

優日「そもそも妖怪っていってるしね」

悠「火焔入道とかが出てきてほしい」

ともき「多分だけど温かい通りこして焼け死なないか?」

優日「悠を燃やしたらだめだよ。有毒ガス出るから」

悠「おれはプラスチックのゴミかなんかかよ」

紅「煮ても焼いても食えないヤツではある」

悠「どこがだよ。おれなんて食べやすい方だろ。」

ともき「いや、食べたくないから」

悠「おれに食べられたいって?」

ともき「チッ」

悠「ちゅっ」

ともき「キモウザシネイ」

悠「色んな悪意な単語をレボリューションされてる」

優日「爆笑だね!」

悠「何も笑えない件」

紅「あははは!!」

悠「お前は爆笑してんな!!」

ともき「ホント、笑いの沸点低いよな…」

悠「ここはおれが落語をやるしかないな。」

優日「なにやるの?」

悠「えぇ、古来より古いものにはそれ相応の値段がつきまして……」

紅「俺、落語とか分かんない」

悠「がるるる!」

紅「怒るなよ」

ともき「今のは……道具屋か?」

優日「猫の皿でしょ」

悠「猫の皿が正解」

紅「なんで分かるんだ…」

紅「たまーに、こいつ落語やってるからな」

優日「何回か聞いた」

悠「おれなら客を取れるレベルだろ?」

ともき「調子に乗り過ぎてるとは思う。」

優日「そういうこといっても、アレでしょ。いざお客入れようと300人くらいのホール借りても60人くらいしかお客が来ない的な」

悠「例えが何か生々しいな。300人中の60ってところが…」

紅「ドンマイ」

悠「やめい!そんなことより小鳥遊クイズだ!女の人にピッタリくっつきたがる王様って、どんな王様?」

優日「ストーキング」

悠「……お前がソレ言っちゃダメだろ」

優日「自虐ネタにでもしていかないとトラウマになるじゃん。」

ともき「やめろよ…」

優日「はいはい、ストッキングストッキング。悠の大好きなストッキング」

悠「黒ストッキングから縞々ニーソまで大好きですが何か?」

紅「俺くるぶしソックスだけど?」

悠「野郎の何か興味あるか!!」

ともき「いいから正解かどうか言えよ」

悠「正解だよ!」