ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】3

ーラスタ・ラヴ(12/24/夜)ー

悠「クリトリ……クリスマスイヴー!」

ともき「昨日と全く同じだな」

悠「何のことやらさっぱり」

ともき「若年性アルツハイマー…」

悠「痴呆扱い禁止!」

神姫「阿保だものね」

悠「誰が上手いこと言えといった。略して誰ウマ」

神姫「……」
ギュパッ!ギュパパパパッン!!
ザスッ!ザスッ!ザスッ!
悠「ぎゃあああぁぁ!!」

優日「全面当て身技来たね。」

ともき「悠がゴミのようだ」

神姫「ゴミよ」

悠「グフぅッン……ぐぇっ!」

崇「何か踏んだか?」

悠「おま……ぐぇっ!」

氷室「カーペットでは?」

ともき「見事に踏んだり蹴ったりだな」

悠「なんでじゃボケぇ!今日はクリイヴぞ!」

崇「なにを騒いでる」

氷室「元気いっぱいですねぇ」

神姫「無駄にね」

優日「悠が元気じゃないと誰かに殴られないから」

ともき「日本語としておかしいな」

悠「酷いわ。皆して!」

神姫「私だってやりたくてやってるわけじゃないの。だけど、悠がすぐに私のヘイトを上昇させるからいけないのよ」

悠「ばんなそかな」

優日「世が世なら斬首ものだね。」

悠「世が世ならきっと久遠って名を持つ信長とイチャコラしてるよ」

崇「はんっ」

悠「鼻で笑うなイケメン!美しい王様!ミスター池袋!」

ともき「どういう詰りだよ」

悠「なんか馬鹿にされてる気になるだろ」

ともき「そういうのが駄目なんだと思うぞ」

崇「駄目なやつに駄目といっても理解できない。」

悠「やるときはやる子なのっ!」

ともき「自分でいうなよ」

優日「ねぷ子みたいなキャラだったらよかったのに、悠だから全然応援する気になれない不思議」

悠「もし、おれがボケキャラ幼女だったら世界を掌握しちゃうだろ。さぁ、膝まづきなさい!」

ともき「最後は斬首か?」

悠「ぎゃぁ!」

神姫「一度斬首ってしてみたいのよね……。」
チラッ

悠「最近の神姫さんはSとかじゃなくて猟奇的になってません?」

神姫「失礼ね。腕を三つ折りにするわよ」

悠「どうなるのか想像できない分、恐怖が増す」

氷室「蛇腹に三回折るんじゃないですか?」

ともき「えげつないなぁ。」

崇「それより、お前うだうだしていていいのか?」

悠「なにが?」

崇「クリスマスのプレゼントは今夜渡すもんじゃないのか」

悠「それなら問題ない。既に仕込んである」

ともき「仕込んで?」

悠「おれのペルソナのひとつ、カゲコっていう召喚獣にプレゼントを隠させておいた」

優日「ペルソナなのか召喚獣なのか」

氷室「しかし、見つかってしまったら意味がないんじゃないですか?」

悠「それは大丈夫。隠し場所は白巳の服のなかだから」

ともき「なんのプレゼントなんだ、それ」

悠「商品券」

優日「夢がないプレゼントだね」

悠「仕方ないだろ。あいつらはプレゼントが欲しいんじゃなくてサンタと戦いたいだけなんだから。落とし穴のなかに尖った石とか仕込んでたんだぞ」

神姫「だけど、それじゃあ罠とか無駄になるわね」

悠「それに対しては……一応こんや忍び込むつもりだ」

ともき「意味が分からない。プレゼントは仕込んであるんだろ。」

悠「だから、全力で罠に突貫して全力で逃亡する。起こさずにプレゼントを渡すのは無理だけども、はじめっからプレゼントさえ仕込んであるなら起こす覚悟で部屋に突貫して逃げ切ればおれの勝ちだ」

優日「クリスマスってなんだっけ?」

氷室「キリストの生誕祭ですよ」

神姫「大けがするように祈っとくわ」

悠「あぁ……ん?え?するように?」

崇「クリスマスイヴだし、シャンパンでもやるか」

氷室「奢りですか。いただきます。」

崇「そのくらい黙っていても金なんか取らん」

優日「さすがKing!」

悠「……えーと、小鳥遊クイズ!食べると物が投げられなくなる野菜って何?」

神姫「有毒野菜」

悠「物が投げられなくなるというレベルじゃない件」

ともき「ホウレン草か?」

悠「Exactly!食べると物をホウレンそうです。」

崇「……」
スポーン!
ガスッ!
悠「痛い!?」

氷室「狙ったようにコルクが当たりましたね」

崇「事故だ」

悠「嘘つけ!!」
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