ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】3

ーラスタ・ラヴ(12/19/夜)ー

悠「サムシング!」
カチカチカチカチ

ともき「震えてのボタン連打なのか、純粋な連打なのかどっちだ?」

悠「寒さを利用した連打だ」
カチカチカチカチ

ともき「あぁそう……」

悠「魔石化、魔石化!」
カチカチカチカチ

ともき「駄目だこれ病気だ」

後楽「男なんてなんかしら悪い病気を持ってるもんだ」

クラフト「腐食していく病とか…?」

後楽「そりゃ……ホントに病だな」

悠「お前は性根が腐ってるじゃん」

後楽「おじさん、傷ついちゃうなぁ」

悠「物理的にも切り刻みてぇミンチにしてやりてぇ……」

ともき「大分イラついてるんだな」

後楽「なんでだろうなぁ。何もしてないのに」

悠「何もしてない、仕事もしてないよな!」

後楽「はっはっはっ」

ともき「笑ってる…」

悠「太ぇ野郎なんだよ」

クラフト「はて……コーラクは仕事をしていると聞いていたが?」

悠「……一応聞くけどなんていった?」

クラフト「確か……プロのニートと」

後楽「プロのニートだぜ!」

悠「脳漿をぶちまけろ!!」

ともき「落ち着け、気持はわかるけど落ち着け。」

悠「ガルルル!」

後楽「そうだぜ兄ちゃん。実際脳漿がぶちまけてたら嫌だろ?」

ともき「そうだけど、そうじゃない」

クラフト「黄金蜂蜜酒を」

碧「あいよ」

後楽「おじさん、焼酎の湯割り梅で」

悠「テメーは飲むな!」

後楽「金のことなら気にするな。クラフトの旦那が奢ってくれる。」

悠「たかるな!」

ともき「お金大丈夫ですか?」

クラフト「あぁ。問題ない」

後楽「ほらな?」

悠「このクソ狸がぁ……しかし、おれの財布から減らないなら有りかな」

ともき「いや、ダメだろ…」

後楽「ただな、クラフトの旦那から何度かちょろまかそうとしたんだが……財布がなかったんだよな」

ともき「完全に犯罪行為」

悠「おっさん、財布は?」

クラフト「さい…ふ?」

悠「……金、どこに入れてるんだ?」

クラフト「……どこだと思う?」

悠「よし、この会話はやめよう」

ともき「なんで身近なものでホラーを感じないといけないんだ」

悠「おれは何も聞いてない。疑問にもしない」

後楽「おじさんも奢ってもらえたらそれでいい」

ともき「そこの考えは改めないんだ」

後楽「奢りに遠慮なんてしたらダメだろ」

悠「テメーの存在がダメだ。はい、ここで小鳥遊クイズ!アメリカのように苗字の方を、名前より後に言う都道府県は、どこ?」

ともき「んー……」

後楽「あ、おじさんわかっちゃったぜ」

悠「言ってみろ」

後楽「長崎だろ?名が先」

悠「ちっ。」

後楽「舌打ちって…」

ともき「正解みたいだな」
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