ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】3

ーラスタ・ラヴ(12/16/夜)ー

悠「……」
ぐてっ

鈴猫「ど、どしたの?」

ともき「あ、それはほっといていいですよ」

鈴猫「ほっとくってすっごい首傾いてるんだけど」

悠「雪が……雪とかが……」

鈴猫「雪?あ、降ってたよね。」

悠「いやぁぁぁ!」

鈴猫「?!」

ともき「うるさい!」
ベシッ!
悠「ふー!ふー!!」

鈴猫「えぇ…」

摩耶「寒さってひとを殺すだけでなくおかしくもするんだよ」

鈴猫「は、はぁ…」

悠「Wryyy!」

摩耶「先生。お願いします」

神姫「龍剄気孔弾針剄」

チュドン!
悠「ぎゃぁぁぁ!」

鈴猫「え、えぇ……」

ともき「静かにはなったな」

摩耶「ありがとうございます」

神姫「はぁ……。」

悠「ぐ、うぅぅ…」

クラフト「大丈夫かね?」
スッ
悠「ど、どうも」

ともき「紳士だな」

摩耶「無精ひげ剃ればいいのにね。」

神姫「あれ、ヒゲなのかしら」

ともき「ヒゲでしょう…」

神姫「皮膚の一部、または触手や繊毛の可能性もあるわよ」

ともき「そんな馬鹿な……」

鈴猫「あの、悠?平気?」

悠「平気だけど心は折れてる」

鈴猫「折れてるの?!」

悠「寒いのやなのー!」

クラフト「コートを貸そうか?」

悠「それはいらない」

クラフト「そうか…。」

後楽「おう、旦那。先についてたのか」

クラフト「あぁ。」

悠「お前ら何気に仲良くなってんな」

後楽「兄ちゃんはいっしょに飲んでくれないからな」

悠「一緒に飲んだら奢らされる財布を盗られる、いい事無しだからな」

クラフト「そういえば支払いは私がずっとしているな」

悠「おっさん、その狸爺ともう関わるな」

後楽「いやいや、代わりに日本のこととか教えてやってるんだよ」

ともき「例えば?」

後楽「芸者遊びとか」

悠「先生、お願いします」

神姫「はぁ……龍剄気孔弾針剄!」

チュドンッ!
後楽「ぐはあぁぁ!」

クラフト「……」

悠「ありがとう、ありがとうございます」

神姫「私は砲台じゃないのよ」

摩耶「でも、きっちり後楽さんだけ当てるのはさすがだね。」

神姫「あっちにも当ててみたい欲はあるわ。どうなるのかの」

悠「やめてください。凄いものがとびちったら嫌だし」

鈴猫「何が飛び散るの?!」

悠「見るも憚れるものとかかな。」

鈴猫「えぇ…」

後楽「うぅ、さすがに効いたぜ…。」

悠「ちっ、生きてたか。まぁいい小鳥遊クイズだ!フランスのパンはフランスパン、では日本のパンは何パン?」

摩耶「悠君の大好きなシマパン」

悠「正解」

ともき「すいません。先生お願いします」

神姫「……」
ぴっ……どッごン!
悠「ごぶぁっ!」

摩耶「鈴猫さんもいっとく?」

鈴猫「いや、いいかな。」

クラフト「すまないが、今の答えは?」

ともき「ジャパンですよ。日本を英語でジャパン」

クラフト「……なるほど」
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