ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】3

ーラスタ・ラヴ(12/15/夜)ー

ゆうな「釣り天井」

ゆえ「べあとらっぷ……」

ゆうな「油壺」

ゆえ「ばけつ……」

悠「……」

摩耶「ねぇねぇ、娘さん達は何の話ししてるの?」

悠「……影牢の話じゃないかな。トラップと言えば影牢だよなぁ」

ともき「っで、実際は?」

悠「対サンタ捕獲トラップの話し」

摩耶「あー、クリスマスだもんねぇ。あはは」

悠「笑えねぇ…。」

ともき「なまじサンタ役のやつの性能がいいと……本当にサンタなのかって疑って、さらにならば捕まえようと実行してくるんだな」

悠「おれがいうのもなんだけど捕まえようと実行するのは違うと思う」

摩耶「でも、最悪アレだよね」

悠「どれだ?」

摩耶「悠君か、ゆうちゃんのどっちかが犠牲になって、その間にプレゼント置いとく」

悠「犠牲になっても逃げ切らなきゃ駄目だからそれはイイ作戦じゃない」

ともき「なんか違う気がする」

悠「なにより厄介なのはトラップじゃなくてゆうなとゆえの各自の能力なんだよな。ゆうなはデモン、ゆえは持ち前の身体能力」

ともき「敵には回したくないな普通に」

悠「こうなったらカゲコに特攻させるか……いや、でもデモンに丸呑み捕獲されるかもしれないな。あっ、でもなんか丸呑みってエロくね?」

ともき「お前が酷い目にあえ」

悠「あら辛辣」

摩耶「あはは。おーい、ゆうなちゃん、ゆえちゃん」

ゆうな「なーに?」

ゆえ「なーに……?」

摩耶「クリスマスプレゼントは何が欲しいの?」

ゆうな「んー……姉か妹?」

ゆえ「いもうといいね……」

悠「それは無理だろ。頑張っても間に合わないし」

ともき「黙れって」

摩耶「そういうのはそのうちポロポロ増えていくんじゃない?」

ともき「摩耶君も言い方…」

ゆうな「そういえば特に欲しいもの決めてなかったね」

ゆえ「うん……」

ともき「ゲームとかは?」

ゆうな「それは私たちが何も言わなくてもお父さんが人数分買ってくるし」

ゆえ「うんうん…」

ともき「おい」

悠「いや、だって……どうせするじゃん?そしたらはじめっから買っといたら同時プレイも協力プレイもできるし」

摩耶「じゃあ他には?」

ゆうな「んー……漫画とかもあるし」

ゆえ「ふくもある……」

ともき「いや、服はもうちょっと選んだほうがいいんじゃないか?悠とペアルックみたいになってるし」

悠「ゆうも居るからトリプルックだぞ」

ともき「お前らのセンスをゆえに押し付けんな」

悠「なんで最後は怒られる流れなんだろう…ここで小鳥遊クイズ!歌ったり聞いたりするだけで、心が乱れる音楽ってどんな音楽?」

ゆうな「テラーボイス」

ゆえ「のろいのうた……」

摩耶「罪咎の呪言」

悠「全部確かに動揺するけど、それ呪いとかテラー状態になるものだから!」

ともき「童謡でいいよな」

悠「正解~。」

ゆえ「あ、ほしいものあった……」

悠「なんだ?」

ゆえ「みかんたべたい……!」

悠「それは……買って帰ったらいいんじゃないか」
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