ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ー焼肉屋鉄ー

悠「なぁ、俺らの部屋はアッチだぞ」

炎銃「わーってるよ。いいから来い。ちっす。失礼しやーす」

悠「おい、勝手に入……え?」

本郷「……」

宮塚「……」

崇「……」

悠「なんで?」

本郷「……」

宮塚「……」

崇「……」

悠「喋れせめて何か喋ってくれ。」

本郷「……ふっ。」

悠「わかんねぇよ!」

六花「えとねー。ラスタにいったら休業の看板が出てて、じゃあ皆でご飯に行こうって事になったのさー。」

悠「なるほど……いや、なるほどなのか?」

崇「店に入ったらソイツ(炎銃)が見えたから紅とでも居るのかと思ったら、お前が一緒と聞いて呼んだ」

悠「いや、紅も向こうに居るけどな。拳二とかも……っか、呼ばれた理由は?」

崇「呑むのを付き合わせてやる。」

悠「誘いじゃなく命令かよ!てゆーか、わざわざ俺じゃなくても本郷がいるだろ。」

本郷「フッ…」

六花「呑むと運転できなくなる…てさ。」

悠「っ…宮塚は?」

宮塚「……」

悠「会話してくれ。」

宮塚「はぁ…明日は休みじゃないから飲まん。」

悠「今、ため息吐かれた?ねぇ?」

崇「いいから座れ。せめて奢ってやる。」

悠「いや、俺結構飲み食いした後なんだけど…なぁ?」

炎銃「お前ならまだ余裕だろ。」

悠「どっちの味方だよ!」

炎銃「あっははは!た、小鳥遊…面白い冗談いうじゃねぇか。」

悠「あ?」

炎銃「崇さんに決まってんだろ。っーか、俺がお前の味方なわけないだろ。」

悠「……」

六花「じゃあ注文しますかー」

悠「すいませーん!!死んだ牛の肉ください!死んだ牛から切り取った舌の肉くださーい!」

金剛「こっのボケー!気色の悪い注文の仕方してんじゃねぇ!!営業妨害で訴えるぞ!」

悠「さ、サーセン…マジで今のは悪かった。」

金剛「ホンットに……お前は…っか、なに店中うろうろしてんだよ。さっき、向こうにいたよな?」

悠「なんか知らんうちにつれ回されてな。」

崇「ふん。」

金剛「……しかも、よくみれば西口の王様か」

崇「問題あるか?」

金剛「いいや、別に。それでご注文は?」

本郷「ふっ……。」

金剛「…あ?」

六花「オススメは?って」

金剛「あ、あぁ…今日はレバーの良いのが入ってる。あとは壺付けカルビとかかな。」

本郷「ふっ……。」

金剛「?」

六花「じゃあ、ホルモンの盛り合わせと壺付けカルビ。それとチャンジャ。あとは各自の飲み物を…。って」

金剛「えと…そのグラサン兄さんは喋れないのか?」

六花「マシンガントーカーですよー。」

本郷「ふっ…」

金剛「……」

悠「無理に理解するな。あの翻訳は俺にも出来んから。」

宮塚「…俺はコーラで。」

悠「……(コイツ意外とマイペースフリーダムだな。)」
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