ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】3

ーラスタ・ラヴ(12/10/夜)ー

悠「酒くれ。酒」

碧「ほれ」

コトッ
悠「きゅーーっ……ぷはぁ。」

ともき「随分荒れてるな」

悠「荒れてねぇし」

ともき「じゃあ、聞いていいか?」

悠「なんだ?」

ともき「あの人、誰だ?」

クラフト「ぶっぶっぶっぶっ」

悠「……ほ」

ともき「ほ?」

悠「ホームステイしてるひと……」

ともき「どこに?」

悠「ウチ。」

ともき「……」

悠「……」

ともき「がんばれ。」

悠「ひと言で済まさないで!」

ともき「だって、ホームステイのひとなんだろ?」

悠「そうなんだけども……。」

クラフト「ハチミツ黄金酒ひとつ」

碧「はいよ」

悠「あるのかよ?!」

ともき「もう驚くこっちゃないだろ」

悠「悠君は怖がりさんだから」

ともき「肉とか叩くハンマー一本」

碧「ほら」

ゴトッ
ともき「ふんっ!」

ブンッ!
ヂッ!
悠「当たってたまるかあぁぁぁ!うおぉぉぉぉ!」
ドッゴッ!ドダダダダッ!

ともき「ちっ」

碧「無駄に大アクションで避けるな」

クラフト「床に転がっていると……全てが無に帰す……宇宙を感じる」

碧「大分、変わった人だな」

悠「相当のもんだと思う」

クラフト「ぶっぶっぶっぶっ……。」

悠「おっさん、クラフトのおっさん」

クラフト「なにか?」

悠「おっさん、結局やりたいこととかあるのか?」

クラフト「……安らぎが欲しい」

悠「そういう抽象的なことは聞いてねぇ!」

クラフト「そうだな……日本の建築物には興味がある」

ともき「お寺とか?」

クラフト「なんでもいい。ただ、この国の言葉で和風という物がいい」

悠「おれの背中にいるのは般若だ」

ともき「お前の教える和風は駄目だ」

悠「駄目って言われた……わふぅっ!なら?」

ともき「ふんっ!」

ブンッ!
悠「うおぉぉぉぉぉ!ためらわないできっとあなたの風が吹くからぁぁ!!」
ズザザザザァァ!

碧「だからドタバタ回避すんな。」

クラフト「もういっぱい黄金酒をもらおうか」

碧「あいよ」

悠「ふぅ、一汗かいたところで小鳥遊クイズだ。お墓参りにいく時の服装ってどんな服装?」

クラフト「墓を荒らす冒険者に死を……」

悠「墓参りっていってるだろ。誰が墓荒らしっていった」

クラフト「ぶっぶっ…」

ともき「お墓参りにいく、墓参りに行く、はかまいりにいく、袴か?」

悠「Exactly!」

クラフト「はかまとは何だ?」

悠「和服だよ。」
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