ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】3

ーラスタ・ラヴ(12/7/夜)ー

悠「寒い」

海「うちの側に来ぃ。あったかいで?」

悠「それで、イケメンの甘味男子の話しなんだけど」

ともき「まだ、いってたのか」

海「海ちゃんの話しを聞き!けど、イケメンの甘味男子っていうんも気になるから、続けてどうぞ」

ともき「乗っちゃったよ」

悠「イケメンに甘味を食わせて客を引こうって話しなんだが……有りだと思うか?」

海「有りやろ。甘いもんと見目麗しいもんて最高の組み合わせやん」

ともき「見目麗しいて……」

悠「花見、ならぬ男子見だな」

海「ウチの意見としては美麗系の男子だけやなーて、美女でもイケると思うんやけどな。例えば……うちとか!」

悠「美麗男子か……崇とかをどうにか利用できないかな」

海「なんでかなー。なんで途中からウチの話しが聞こえんようになっとるん?」

悠「美女は……駄目だ」

ともき「お前が美女駄目とか…………あっ」

悠「気がついたようだな。看板娘ってだけなら吉……新でいい。新で申し分ない。甘いものも大好き、見た目も良し!だけど、アイツの餌代を考えたらドマイナス。それにアイツは何時間もジッとするのは不可能だ。小型犬のがまだジッとしてる。」

ともき「すっごい言い方だな」

悠「だが、事実だ」

海「やっぱりここはウチが一肌脱ぐしかないな!」

悠「その点、崇とか氷室さんだったら黙って座らせとくだけで集客効果あるだろ。バカスカ食わないし」

ともき「いや、だとしてもあの二人は何時間も時間取れないだろ。氷室さんはまだ考えてくれるかもしれないけど、崇さんは分刻みのスケジューラーだし」

海「……すんません、拡声器ある?」

碧「あるよ」

ゴトッ!

悠「出さなくていい。出さなくて。」

ともき「っていうか、何であるんだろうな…」

碧「騒ぎ過ぎるやつらがいるからな。そういう時にはこれでがーっと」

ともき「なるほど」

海「うちの声もがーっとゆぅゆに届けよかと思って」

悠「がーっと鼓膜が破裂するわ。っか、最後の「ゆ」はどっから出てきた」

海「ゆぅゆってなんか可愛いない?」

悠「おれは元から可愛いよ」

ともき「いい加減にしろ」

悠「真剣な声のトーンで怒られた」
スッ
ゆっくりゆう【ゆっくりしていってね!】

ともき「なんだろう、凄く殴りたくなる」

悠「やめてよぉ!」

海「不思議とウチもそう思った」

悠「や、やめろやぁ!」

ともき「でも、まぁ……悠の人形とかって、藁人形と同じ感じだろ?用途は」

悠「ちがうよ!愛でたりするためだよ!」

ともき「それこそ何か呪われそうなんだよな……。夜中に髪が伸びたりして」

悠「日本人形じゃないんだからな。はい、小鳥遊クイズです!陸上競技場にいつもある車って、何?」

海「タクシー」

悠「……その理由は?」

海「帰りの際に便利やん」

悠「そのボケはイマイチだ」

海「ガーン…」

ともき「トラックか?」

悠「Exactly!はい、賞品のゆっくりゆうだ」

ゆっくりゆう【ゆっくりしていってね!】

ともき「……」
ガシッ!ぶんっ!

悠「無言で投げないで!」
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