ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】3

ラスタ・ラヴ(12/6/夜)ー

悠「もしさぁ…」

ともき「なんだ」

悠「イケメンが和気あいあいと甘味を食べてたら……BL的なものに発展するんだろうか」

ともき「病院行け」

悠「そういう要素って必要じゃない?」

ともき「悠。もう一度言う、病院行け」

悠「っか、おれってイケメンだしもしかしたら狙われてるんじゃないかな……。お菓子作りができて家庭的なイケメンなんてまんまじゃん?」

ともき「スイマセン。救急車呼んでくれ」

碧「わかった」

悠「わからなくてよろしい!」

ともき「っていうか、なんなんだよ」

悠「なにが?」

ともき「いや、BLとか……ついにそっちにも目覚めたのか?」

悠「いやー、男は試したことないなぁ。試してみる?」

ともき「……」
ググッ
悠「どうしよう……すっげぇ力で胸ぐら掴まれてる」

碧「殴られたらいい」

悠「物理的に痛いのはちょっと……」

ともき「チィッ」

バッ!
悠「あー、怖かった。ちょっとドキッとしたわ」

ともき「違う意味に聞こえるからやめろ!」

悠「甘党男子って何か可愛いよな」

ともき「お前の発言がさっきからすこぶる気持ち悪いんだけど」

悠「えー」

弩躬「何か盛り上がってるな」

紅「よーす」

悠「あぁ、甘党男子が可愛くないかって話ししてた。」

弩躬「女じゃなくて男?」

悠「男」

弩躬「んー、アレかゴツイスキンヘッドで頭に傷があってダークスーツ着てるようなおっさんがコンビニのプチシューとか買ってるのが可愛い的な?」

悠「それはそれいでキュンとくるな。関わり合いには絶対になりたくないけど」

紅「俺は全然分かんない」

悠「いや、線の細い二枚目が何人かでケーキとか食ってたりするの」

紅「女は?」

悠「いない」

紅「何か妖しくね?」

悠「そうか……」

ともき「さっきからどうしたホント」

悠「いや、BL系の漫画ってそういうシーンとかあるから」

弩躬「そういうの読んでんの?」

悠「おれは漫画小説気にいったら百合からBLまで読みますよ?」

紅「っで、男に目覚めたと……?」

悠「掘られるのは嫌だな」

ともき「真顔で答えるな。あと、せめて否定しろ」

悠「でも、イケメンが揃ってたら人は集まるよな」

ともき「集まるっちゃ集まるのかな。ふたりはどうだ?」

紅「崇さんなら立ってるだけでごぞっと人は集まると思う」

弩躬「目立ってる相手だと狙うのに支障が出るかな」

ともき「どっちも若干俺のした質問の意図を理解してないんだけどな」

悠「なんで、なんでおれには聞かないの?イケメンだよ?」

ともき「前髪切ってきて、ちゃんとした身なりになってきたら聞いてやるよ」

悠「そんなのおれじゃない!」

ともき「お前はお前でワケ分からずだな」

紅「それで結局何だったんだ?」

悠「いや、イケメン数人をウチの店に毎回こさして団子でも摘ませたら女性客が寄って来ないかなって」

ともき「他力本願だな」

悠「よし、小鳥遊クイズだ!混雑してる場所にいる、鳥の種類は何?」

紅「コンドル」

弩躬「コンドル」

ともき「コンドル」

悠「速いな?!」

ともき「お前のクイズって何か落差が大きいよな」
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