ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】3

ーラスタ・ラヴ(12/6/夜)ー

悠「さ、む、い……」

摩耶「こ、う、て、い?」

悠「ベアを!ベアをパリィ!」

ともき「落ち着け」

悠「お乳突きたい」

ともき「錐に向かって突けばいいんじゃないかな?」

摩耶「グサッ、ザスッ、グシュ…」

悠「すっげぇ血の気が引いた。ほぼ拷問ですよね?」

摩耶「自分からの抜き差しだから自傷行為じゃないかな?」

悠「あぁ、なるほど…。いや、しませんけどね。」

摩耶「錐がないから?」

悠「あったらやるみたいな流れいりませんから!」

ともき「でも、戒めのために一度やっといた方が良いんじゃないか?」

悠「なんの?ねぇなんの戒め?イケメンの戒め?」

ともき「指じゃなくて脳の方が良いな、コレ」

悠「死ぬわ!」

摩耶「多分三日したら治るよ!」

悠「もしホントにおれの脳ってどうなってるんだろうな。」

摩耶「多分……液状」

悠「あー、だからたまに頭の中でちゃぽんちゃぽんって音が……しねーよ!」

金剛「寒いのに元気だな」

悠「元気!元気だけどこの元気がなくなると小鳥遊優君は弱っちゃうから護ってね!」

金剛「……がりゅーでも呼んでくるか?」

悠「やめなさい!」

金剛「でも、護ってって……」

悠「あの娘は本当に寒気を倒そうとするから!」

摩耶「がりゅーちゃんならできる気もする」

ともき「俺もそう思った…」

悠「あの娘は…頑張り過ぎるのよ」

摩耶「だよね。悠君なんて本体さえ残ってればどうにでもなるものね。」

悠「色々と酷いわぁ」

金剛「お前は護る側でも護られる側でもないしな」

悠「どっちでもなかったらおれはなんなのさ!」

金剛「……なんだろう。なんか突拍子もないことするスタンドプレーヤー?」

悠「まるでおれが協調性ないみたいな言い方してくれますわね」

ともき「有るつもりだったのか?」

悠「アリアリアリアリアリアリーヴェルチ!有りまくりだよ!」

摩耶「悠君の中ではそうなんだろうね。悠君の中では」

悠「うん!」

摩耶「あはは」

悠「いひひ」

ともき「えぇ……」

金剛「あのふたりはアレでいいっぽいから気にしないでやってくれ。」

ともき「ときどき摩耶君は悠のことが本気で嫌いなんじゃないかと思うことが……」

金剛「本心から言ってるところもあるんだろうけど、悠は悠で普通に受け止めるからな。ある意味では完成してるんだろうな、あのふたりは」

ともき「完成……ですか」

悠「はい、仲良しコンビでーす」

摩耶「……にこっ」

ともき「笑ってるだけで肯定してないぞ」

摩耶「仲良しだよー。」

悠「ほら」

ともき「アッハイ」

悠「ということで、小鳥遊クイズ!四六時中車に乗ってるのは、なにじん?」

摩耶「魔神」

ともき「その車、呪われてるよ」

摩耶「あっ、邪神!」

ともき「怖いよ?!」

金剛「もしかしてエンジンか?」

摩耶「ううん、鬼神」

悠「摩耶が鬼神て言ってるから……鬼神いいな」

摩耶「よくないよ。ちゃんとして」

悠「ごめんなさい」

ともき「なんなんだ…」
9/100ページ
スキ