ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】3

ーラスタ・ラヴ(12/5/夜)ー

悠「……」

拳二「ふぅー…」

雲水「ぷはぁ」

道玄「……」

悠「なんで、なんで、おれ、おっさんに囲まれてるんだろう…」

拳二「誰がおっさんだ!」

悠「お前だよ!」

雲水「心配しなくてもお前さんだって順調におっさんになってくぞ?」

悠「なな、ならねーし!」

道玄「禿げるかもな」

悠「ハゲねーし!」

拳二「耳の裏とかめっちゃ洗うようになっぞ」

悠「やっぱりおっさんなんじゃーか!」

拳二「おっさんじゃねーよ!ただ、ちょっと体臭が……いや、ダンディズムがあふれ出てるだけだ!!」

悠「うるせー!」

道玄「お前が五月蠅い」

悠「ごめんなさいねー!」

道玄「……」
ギロッ

悠「ぴぃ……」

雲水「がはははっ。若いうちは騒ぎてぇもんだろ。」

道玄「お前は今でも騒がしいだろ」

雲水「がはははっ。オレは若ぇんだよ!」

悠「まぁ、若い気持が無きゃその歳でモヒカン頭はねーよな」

雲水「男が一番漢(おとこ)らしく見える髪型、それがモヒカンだぜ?」

悠「それはねぇーよ」

道玄「儂もそれは認めない」

拳二「モヒカンよかリーゼントだろ」

悠「お前はお前でお前だな」

拳二「何いってんのか分かんねぇよ」

ともき「あっちは濃いなぁ…」

優日「血液を賭けて麻雀始めるくらい?」

ともき「いや、知らんけど」

優日「アカギとワシズだよ?」

ともき「いや、分からない。麻雀はしないし」

拳二「ふぅー……」

悠「その、くっさい煙草やめてくれないかな」

拳二「吸うか?」

悠「箱ごとかせ、燃やしつくしてやる。」

拳二「やめろや!もったいねぇ!」

悠「百害あって一利なしだろ!」

拳二「なにを真面目なこと言ってやがんだ。お前の部屋を黄ばませっぞ」

悠「テロリストか!」

雲水「煙草かぁ。」

悠「そういや、おっさんどもは吸わないよな」

雲水「吸わねぇこたぁ、ねぇぞ。オレは葉巻派だったがな」

悠「モヒカン頭で顔に墨のはいったガチムチの巨大男が葉巻って……子供が見たら泣くぞ」

雲水「がはははっ!カッコいいだろ?」

悠「いや、怖い」

道玄「……」

悠「道玄のおっさんは?」

道玄「煙管を嗜んでいた時もあった。」

悠「へー、煙管か。」

道玄「愚息と殺りあった際にへし折れて、それ以降は一切の喫煙をやめたがな」

悠「わー……聞くんじゃなかった。」

拳二「しっかし、アンタらが既婚者で子持ちなのが驚きだぜホント」

雲水「イイ男は黙って立ってりゃ女の方が寄ってくんだぜ。なぁ、九頭竜の?」

道玄「ふっ」

拳二「じゃあ、俺ぁに女が寄って来ない理由が分かんねぇな」

悠「全部だろ」

拳二「なにが?」

悠「いや、拳二っていう存在がもう女子的にアウト」

拳二「かっかっかっ、よーし、ちょっと海行くか、海。コンクリートと一緒に海底泳がしてやるよ!」

悠「やーめーろーよー!」

優日「リアル海に沈めるが見えるかも!」

ともき「なんでそんな楽しそうなんだ…」

悠「そんなことより小鳥遊クイズだ!誤って飲んでしまうとゲップが出る、電池の大きさは?」

拳二「電池何か飲み込むかよ」

悠「クイズだってんだろ!」

拳二「いいから、ちょっと来い。オラッ!」

悠「やめろ、やーめーろーよぉーっ!」
ズリズリズリズリ…

道玄「海か……夜釣りとかいいな」

雲水「おー、じゃあ、今度行くかぁ?」

ともき「……えーと、多分答えは単三(炭酸)でいいんだよな」

優日「いいと思うよ」
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