ｰラスタ･ラヴ(12/2/夜)ｰ

悠「寒いよォ」

駒狸「暖かいものを晩ごはんにしましょうか」

悠「暖かいもの……」
チラ
白巳「くぅくぅ」

ともき「食べ物じゃねーだろ」

悠「ですよねー」

駒狸「鍋……は、あまり真桜ちゃんさんが好みませんし」

悠「三日連ちゃんまでなら案外平気だぞ」

ともき「そういうことするから嫌がるんだよ」

悠「ちゃんと鍋は別だよ?水たき、すき焼き、うどんすき。」

ともき「そういう問題じゃねーよ」

駒狸「お鍋はもちろん美味しいんですけどね。連日となるとやっぱり少し…」

悠「おれは一週間でも平気なんだけどなぁ」

ともき「お前「は」な。」

悠「……」

ともき「……」

悠「仮に、仮にだ。おれがツインテールの美少女だったとしたら……ありじゃないか?」

ともき「美少女かどうかは置いといてお前の片割れはツインテールで女でお前と同意見だけど結局本人だろ」

悠「(´・ω・｀)」

拳二「俺ぁ美人な方だと思うぜ?」

悠「気分悪いわぁ」

拳二「まぁただ歳がなぁ。結局はまだ毛も生え揃わねぇガキだしなぁ。」

悠「揃うわけ無い。アイツはツルツルだよ。」

ともき「そういう話しじゃないだろ」

悠「えーと……夕飯は鍋にしよっかって話しだっけ」

駒狸「はい、だけどそれだと真桜ちゃんさんがあまり好まないのでどうしましょうかっていうお話しです」

ともき「凄いな……ちゃんと現状を説明してあげてる」

拳二「介護ってこういうことをいうんだろうな」

悠「ブッ飛ばすぞてめぇ」

駒狸「お野菜もたくさんあるしトン汁とかどうでしょう?温まりのますよね。」

悠「よろしいんでないでしょうか」

駒狸「じゃあ、お汁はきまりですね。となると、おかずは……」

悠「豚の生姜焼きにして、しまった豚と豚で被ったなぁってやり取りをしよう」

ともき「ひとりでしてろよ」

悠「オカズだけに?」

ともき「お前最低だな」

悠「おれ最低?」

駒狸「えーと、そんなことは……ないと思います。少なくとも私はそう思ってます」

拳二「よくできた娘さんだ。悠に汚されないか心配になるな」

ともき「ホントに。」

悠「言いたい放題か!」

拳二「いや、事実だろ」

悠「うるせぇやい!」

拳二「俺ぁはこれでも心配してんだぜ?お前が妙な方に道を踏みハズさねぇかと……だから、卒業してもしなくても俺ぁのところで働け」

悠「お前のところで働いた時点で踏み外してるだろ」

拳二「そんなこたぁねぇよ。ウチはほぼまっとうなヤクザだ」

ともき「まっとうなヤクザってなんですか」

拳二「グレーゾーン……ってことだな」

悠「駒狸さん、トン汁とハンバーグとポテトサラダでどうかな。とりあえずそれに白米さえ用意しといたらゆえもゆうなも満足するだろうし」

駒狸「いいですね。そうしましょう。じゃあ帰りにミンチ肉沢山買っていかないと」

拳二「おい、俺ぁの話を聞けよ」

悠「なに?小鳥遊クイズ?いいぞ、キスはキスでも、一旦くっつくとなかなか離れないキスって何?」

拳二「お前じゃね?なんかしつこそうだし」

悠「しつこくねぇよ!あっさりからディープまでケースバイケースの臨機応変だよ!」

ともき「なにいってんだお前ホント」

駒狸「ええと、ホッチキスでしょうか?」

悠「んー、Exactly!」

駒狸「はい♪じゃあ、買い物して帰りましょうか。」

悠「はーい、荷物持ちますよ」

駒狸「お願いします」

拳二「……何気に手綱握れてんなあの嬢ちゃん」

ともき「何だかんだで十神将のひとりの娘ですからねぇ。アレぐらいじゃないとダメなんじゃないですか?」