ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】3

ラスタ・ラヴ(11/30/夜)ー

悠「十一月がラストディ」

拳二「街のイルミネーションがすげぇよな」

悠「おっさんの口からイルミネーションとかいう単語を聞きたくなかった」

拳二「イルミネーションくれぇ誰でもいうだろ!!」

悠「拳二がいうのは……何か違う」

拳二「何かってなんだよ!」

悠「なんかだよ!」

ともき「……」

悠「イルミネーションデートとか考えてるともきの不潔!エマニエネル!」

ともき「誰が不潔だ!っていうかエマニエルってなんだ!」

拳二「エマニエル夫人だな」

悠「エマニュエル・アルサンの小説『エマニュエル夫人』を映画化したもので、 当時のフランス映画独特の演劇的な演出と作品全体に漂うアンニュイな雰囲気が絶妙 にマッチし、大ヒットを収めた……」

ともき「詳しい説明はいらない」

拳二「でも、俺ぁああいあごちゃごちゃした映画はわかっねぇんだよな。濡れ場だけでいい」

ともき「それは映画云々以前の問題だと思います」

拳二「でも、ああいうのはAVとは違ったエロ差が有っだろ?」

ともき「知りませんけど」

悠「そりゃ、本当に台詞も演技も上手い女優がAVは出ないだろ」

拳二「ってか、俺ぁそういう話しってのはいらねーんだよな。濡れ場のみでいい」

ともき「だからソレは映画云々以前の問題……」

悠「おれは割とストーリーとか有る方が好きだ」

ともき「……映画か?それともAV?」

悠「AV」

ともき「はぁ」

拳二「つまりアレか?なんか企画物とかがいいのか?」

悠「それオンリーじゃないけどな。なんていうかな……作り込むならキチンと作れよって思う。コスプレAVとか」

ともき「あくまでもコスプレなんだから作り込まないだろ」

拳二「メインはヤッてることだしなぁ」

悠「ヤるにしてもそのキャラはそんな喋り方しねぇ!とかあるじゃん」

ともき「つまり何が言いたい?」

悠「ド綺麗(可愛い)な姉ちゃんにキチンとコスチュームプレイさせたい。」

ともき「結局はお前の薄汚い欲望ってことでいいんだな」

悠「こればっかりは認めざる得ない」

ともき「少しは否定しろ!」

拳二「俺ぁそのごちゃごちゃはいらんから綺麗なお姉ちゃんとワンナイトLOVEを楽しみてぇな」

ともき「こっちはこっちでいってること大概だな…」

悠「でも、お前なんてアレだろ?年端のいかない女を借金の形に攫って、味見して、風呂(風俗)に沈める」

拳二「そんな真似するか!」

悠「妖しいわ」

拳二「風俗は行くけどな。バンバン行くけど」

ともき「そこは言い切っちゃうんですね…」

拳二「集金ついでにちょっと遊んでくって感じだよ」

悠「ヤクザ!」

拳二「したいなら、一緒に周るか?タダで遊べる場所もあるぞ」

悠「それに参加したらおれの将来がお前の部下とかになりそうだからいやだ」

拳二「部下じゃねぇけどお触りパブの店長とかやってみたくねぇか?お前ならできると思うんだけど」

悠「イヤじゃい!」

拳二「喋りが立つならいけっと思うんだけどなぁ。月60万位稼げるぞ?」

ともき「数字がリアルだ」

悠「やらないし、はい、小鳥遊クイズ!世界の真ん中にいる虫は何?」

拳二「いや、ホントやるんだったらすぐに話しつけて…」

悠「やらねぇってんだろ!」

ともき「蚊だな。せ「か」いのまんなかにいる虫は」

悠「Exactly!」

拳二「いや、ホントちょっと考えといてくれ。」

悠「しつこい!」
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