ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】2

ーラスタ・ラヴ(10/29/夜)ー

悠「ナズチナズチナズチナズチナズチナズチ……」

緋斗「アレは何ていう病気?」

ともき「オオナズチ討伐病かな」

悠「ナズチナズチナズチテオテオテオ……」

緋斗「あ、変わった」

ともき「あんまり見てると飛びかかってくるぞ」

緋斗「飛びかかって?!」

悠「がぁー!」

緋斗「ぎゃー!」

紅「ほとんどバケモノだな」

ともき「バケモノだよ」

紅「あぁ、バケモノだったか」

悠「こんな美しいバケモノがいるか」

ギュゥッ
緋斗「ぐえぇぇ…」

ともき「場合によったらバケモノって美しく描かれないか?」

紅「吸血鬼とか九尾の狐とか」

悠「確かにその類は美男美女に化けるな……つまりおれはバケモノ!」

ともき「惑星からの物体Xとかそういう類いのが」

悠「あんなグチャグチャしてないもん!」

紅「じゃあ、バケモノ風味」

悠「風味ってなんだ風味って」

紅「知らん」

悠「やだもう、会話ができない」

緋斗「あの、いい加減に離してもらえませんでしょーか」

悠「……」

緋斗「まさかの無視!?」

紅「肘だ、肘で横っぱら穿て」

緋斗「絶対に倍になって返ってくるから無理です!」

ともき「その辺りのことは学んでるんだな」

悠「こうやって鍛えられていくんだよ」

紅「ヘッドロック決められて鍛えられる部位って頭?」

悠「ここを鍛えるのは無理だけどな。おれも幾度となくやられたけどそのたびに頭蓋が割れて脳みそが眼球から飛び出る痛みを感じた」

緋斗「せやったら離して!!」

悠「痛いほど絞めてないだろ」

緋斗「せやからって野郎の腕に絞められてええ気分はせんよ」

悠「そりゃそうだな。あははは」

緋斗「あはははは」

悠「それでさぁ……」

緋斗「離してよ?!」

紅「なんていうか、えげつないな」

ともき「本当に」

悠「えげつないと言えばこのまえマリオが低空飛行していたカラスの首を掻っ切って仕留めてたわ。」

ともき「えげつねぇ……」

紅「あれって本当に猫か?」

悠「おそらく猫科では最強種のナニカだとは思う。刃物使わず爪だけでなにかの首が飛ぶのは初めて見たし」

ともき「だから怖いって」

悠「じゃあ、空気を変えて小鳥遊クイズ。月に戻ったかぐや姫から、おじいさんとおばあさんに手紙が届きました。「つけたきもけいたいわけよ」一体何と書いてある?」

緋斗「離して……」

悠「離してとは書いてないぞ」

緋斗「そうやなーて!」

ともき「いい加減やめてやれよ」

悠「仕方ないなぁ」

緋斗「はぁはぁ……自由最高!!」

紅「自由は大事だな」

ともき「ちなみに答えは「月もいいわよ」でいいのか?暗号から「たけ」を取って」

悠「せいかーい」

紅「なんでたけを取る?」

ともき「かぐや姫は竹取り物語だろ」

紅「ああ、なるほど」
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