ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】2

ーラスタ・ラヴ(10/25/夜)ー

拳二「ふぅーー……秋めいてんなぁ」

悠「うるせぇ!」

拳二「あぁん?」

悠「お前が四季を語るな!四季が汚れる!」

拳二「意味の分からんこと言うな!」

悠「ボケー!」

ともき「なんなんだ」

悠「こいつに金を払うと考えただけで気分が悲しくなるんだ」

拳二「いい加減に文句いうのやめろよ」

悠「文句でもいわないといられない!」

拳二「駄目だこりゃ」

悠「おう、帰れ」

拳二「いや、金は払え」

悠「はい…」

ともき「急に素直になるんだな」

悠「文句は言うだけ言ったからな」

拳二「ヘイトスピーチだぜ」

悠「全然違う」

拳二「違うのか?悪口言いまくるんだろ?悠にはぴったりじゃねぇか」

悠「だからそういうんじゃねぇし、おれはあんな騒音迷惑行為はしない。文句があったらぶん殴る」

ともき「それはそれで問題行為だからな」

拳二「え?」

ともき「……」

神姫「すぐに暴力に訴えかけるのはどうかと思うわ」

悠「あら、神姫さん。そういうことをいいますか?」

神姫「言うわよ」

悠「アッハイ」

ともき「腰が引けてるぞ」

悠「だって、殴る蹴る投げるなにされるか分からないし」

ともき「そういうこと言うからやられるんだろ」

悠「違うよな?」

神姫「違うわよ。場合によったら其処に居るから殴るし」

悠「ほらな…」
ガタガタガタガタ

ともき「足がヤバいくらいに揺れてるぞ」

悠「むむむむ、むしゃぶるるるいだだだだだー」

ともき「何いってるのか分からねぇよ」

悠「心を落ち着けるために小鳥遊クイズ。たった今、道で9万円拾ったという人がいるので、「嬉しいでしょ?」 と声をかけると「全然」と不満そうに答えた。 5分ほどしてその人がまた1万円拾ったというので「嬉しいでしょ?」と声をかけると、今度は「とても嬉しい」 と答えた。いったいどういう事だろう?」

ともき「……えーと」

拳二「簡単じゃねぇか」

ともき「ノーヒントで分かったんですか?」

拳二「これはいつものワケ分かんねぇのに比べたら分かりやすいぜ。俺ぁには」

悠「いつものと変わらないんだけどな。神姫はどうだ?」

神姫「ひとつ思い浮かんだけど答えとしてこれはどうなのっていう答えだわ」

拳二「アレだろ。10万円落して10万円拾いなおしたから喜んでるんだろ」

悠「正解!」

ともき「えぇー……それ有りかよ」

悠「クイズは時として単純になるんだよ。どやぁ」

ともき「……」

神姫「……」

ゲシッ
悠「スネっ!?」

神姫「あ、何か無意識に足が動いちゃったわ」

ともき「無意識ならしかたないですね」

拳二「無意識ってのは怖ぇなぁ」
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