ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】2

ーラスタ・ラヴ(10/24/夜)ー

悠「手が震える」

後楽「兄ちゃんもか……おじさんもお酒が切れると震えて震えて」

悠「いっしょにすんな!」

ともき「似たようなもんだろ」

後楽「げっへっへっ」

悠「あれと、同じ扱いとかいくらおれでも堪忍袋の緒を緩めますよ?」

後楽「実はおじさんは兄ちゃんの未来の……」
ガシッ

悠「次発言する言葉には最大限に気を使え……おれの気に触った瞬間どこかは壊す」

後楽「……兄ちゃんの未来は明るいよ?」

悠「……」

ドスッ!
後楽「おぶふっ?!」

ともき「結局殴るのかよ」

悠「あっ、当たった」

ともき「当たったって…」

悠「服でも掴んでたら逃げれないんだな。これは朗報」

後楽「暴力はダメだろ。お年寄りに」

悠「いや、そなことない」

後楽「は?」

悠「おれの知る老人どもは若者より元気で危ない奴らばっかりだ」

ともき「いや、それは別問題かな」

後楽「おじさんは一般的普通のダンディなおじ様……」
ガシッ!

悠「あ?」

後楽「おいおい、大好きだからって掴まなくても……」

悠「ふんぬっ!」

ガキャン!
狸の置物【……】

ともき「……別に逃げられるみたいだな」

悠「おのれぇ……なにが悲しゅうて置物をヘッドソバットで割らなきゃならない」

優日「定めじゃ……」

悠「死神の鎌さえ見切ればたいしたことねぇーよ!」

ともき「いつから居たんだ」

優日「んー、さっきからかな」

鈴猫「うん、さっきから」

悠「おいおい、同伴かよ」

鈴猫「なにが?!」

優日「うふっ」
ぴとっ
鈴猫「えぇ?!」

悠「けしからんな。もっとやれ」

ともき「けしからんのはお前だ」

悠「どやぁ」

ともき「うっとおしい」

ザクッ!
悠「置物の破片を突き立てないで?!」

優日「悠危機一発ゲーム」

悠「頭とばねぇし!っていうか、何処さしても危機だよ!」

鈴猫「大丈夫?」

悠「……」
パンパン

鈴猫「なんで柏手!?」

悠「縦セタおっぱい拝んだからもう大丈夫だ」

優日「現代の奇跡だね」

鈴猫「えぇ……」

悠「さぁ、いつもの小鳥遊クイズだ。あるスイーツ店に、中の見えない箱が3つ届いた。1つは大量のストロベリー、もう1つは大量のグレープフルーツ、残りの一箱には両方のスイーツがミックスされて大量に入っている。箱には中身が表示してあってストロベリー、グレープフルーツ、ミックスと書いてある。ところが、ややこしいことに、3箱全ての表示が間違っているという。3箱の正しい中身を知るためには、最低でいくつのスイーツを箱から取り出さなくてはいけない?」

鈴猫「二回かな。ふたつ確かめたらひとつは決まってるわけだし」

優日「匂いで判断して0回」

悠「それはゆえ専用の答えだからダメ」

鈴猫「ゆえちゃんはそれできるの?!」

ともき「ミックスを一回でいいんだろ」

悠「ともきは賢いなぁ。いいこいいこしてやる」

ともき「触るな!」

鈴猫「どうして一回?」

悠「全部の表示が間違ってるんだから、ミックスの箱を開けて例えば、グレープフルーツが出てきたら、「ストロベリー」と書いた箱がミックスで、「グレープフルーツ」と書いた箱の中身がストロベリーということになるだろ。」

鈴猫「……あー、なるほど」
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