ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】2

ーラスタ・ラヴ(10/21/夜)ー

悠「炬燵起動した、ホットカーペットもつけた、あとは電気ストーブか」

ともき「干物になるぞ」

悠「寒いんだよォ。今泉君」

ともき「誰が今泉だ」

悠「こっち」

ぺちっ!
緋斗「そんなおでこ広ぅないよ!」

悠「んーっふふふっ。」

ともき「正直に言って似てないな」

悠「……」

ともき「……」

悠「まるっとお見通しだ!」

ともき「性別すら違ってるだろ」

悠「同じくらい髪が綺麗」

ともき「仲間由紀恵に謝罪しろ」

悠「申し訳ございませんっ!」

緋斗「そこは素直に謝るんや…」

悠「じゃあ、次は杉下右京やります。」

ともき「どうせ似てないだろ」

悠「はいっ?」

緋斗「似てる似てない以前に……ひと言」

悠「悪いか」

緋斗「いえ、別に…」

鈴猫「こんばんわ」

悠「イエーイ!」

鈴猫「い、いえーい?!」

悠「へーイ!」

鈴猫「へ、へーい!」

悠「おっぱーい!」

鈴猫「おっぱーい!って、なにいわせるの!」

悠「おっぱいありがとう」

ともき「意味の分からない絡み方をするな」

悠「縦セタおっぱいって素敵じゃね?」

緋斗「たて……なに?」

悠「縦セタおっぱい!」

ともき「ろくなもんじゃないってのは理解できた」

悠「バッカヤロー!」

ともき「えぇ…」

悠「はい、鈴猫もいっしょに」

鈴猫「はい?!」

悠「バッカヤロー!」

鈴猫「ば、ばかやろぉ」

悠「違う。バッカヤロー!だ「バ」と「カ」の間に小さな「ッ」。それで「ヤロー」だ」

鈴猫「ばっかやろー」

悠「緋斗、どうだ?」

緋斗「すごく、ドキドキしました」

悠「龍剄」

ボスッン!
緋斗「わうち?!」

ともき「感想聞いて撃つなよ…」

悠「エアバックがドンってなった程度の衝撃だ。」

鈴猫「それって結構凄い衝撃だよね」

悠「さて、縦セタというのは縦セーターのことだ。セーターは素材・形状・編みこまれた模様などから実に多数の種類に分類される衣類のひとつであるが、「縦セーター」という分類には「そのセーターに縦のラインが織り込まれているか否か」だけが唯一絶対の判断基準となっている。襟元が丸襟でもVネックでもタートルネックでも関係なく、長袖でも七分丈でもノースリーブでも関係なく、色が何色でも素材が何でも厚手でも薄手でも関係なく、ただ「縦のラインがあるセーター」ならば縦セーター、という非常にわかりやすく、また一部の業界の方々に喧嘩を売っていると思われかねない、あきれるほど乱暴な分類法である。ちなみに縦のラインの数に関する厳格な規定はないものの、市販されている縦セーターは前後どちらか一方向から見ておおよそ6本以上、30本以下(但し身頃の部分のみ、袖を除く)のものが多い。また、セーターの縦ラインには縄状の編みこみによる、本体から浮き上がったもの縦ラインが出るよう、毛糸の種類を変えたりするなどして表現したものという、ざっくり分けて2種類が存在する。すーはー……ちょっと強走薬くれ」

碧「ほれ、強走薬」

ともき「何てもあり過ぎだろここ」

悠「ごくごくっ……ぷはっ!それでだ、こうして説明した縦セーターであるが、一部の紳士淑女の間では二次元、三次元を問わず「女性が縦セタを着ている姿にときめく」という萌え要素、フェティシズムの一種としての地位がかねてより確立されている。主に胸部が豊満な、たゆんな、ちちましい、ちちましい女性が着用した時にあらわれる効果。セーターというものは非常に伸縮性の高い衣類の一つであり、着る側の人間の身体サイズが多少豊満であっても、通常問題なく着用できる。が、体の一部が豊満な女性が着用した場合、その豊満な部分でのみ生地が横に伸びている様子が、縦のラインが入っていることにより非常に強く強調されるのである。また、そうした認識を逆手に取り、上から下までラインの間隔が一定であることでちっぱいを強調するという高等テクニックが行使されるケースも存在する。まさに逆転の発想といえよう。 また、谷間にセーターの生地が挟まる、ノーブラで縦セタを着用するなどなど、縦セタというギミックによって広がる夢はとどまるところを知らないのだっ!以上、縦セタおっぱいでした!」

ともき「咽潰してしまえ」

緋斗「縦セタぱねぇ」

ともき「お前も感動してんな」

鈴猫「……」

悠「それでまぁ、縦セタの鈴猫さんはしっかりとちちましい女性の上にちゃんとおへそ!このおへそが見えている着こなし!これはもう高機能装備ですよ!」

鈴猫「褒められてるの?」

悠「拝むレベルで、お賽銭とか出せるレベル」

鈴猫「えぇ……」

悠「さて、咽を酷使気味だが小鳥遊クイズ!道場の中央に立っている弟子に、師匠がいいました。「わしが、今一本の筆で、おぬしのまわりに、ひとつの輪を描く。すると、おぬしは、その輪をどうしても、飛び越えることができなくなる。」 そして、師匠が筆で輪を描いたとたん、弟子は、「うーむ」とうったきり、その輪を飛び越えることができなくなってしまった。どういうことだろう?」

ともき「今日は本当によくしゃべるな」

鈴猫「私これ知ってる」

悠「さすが縦セタおへそマスター」

鈴猫「もう総称がついてる!」

ともき「砲術マスターじゃあるまいし……」

緋斗「それで縦セタ女神さん答えは?」

鈴猫「女神!?ええと、弟子さんの身体に丸を描いたんだよね。自分に描かれたものは飛びこえれないから」

悠「Exactly!さすが縦セタ女神」

鈴猫「それはやめて……」
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